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高月水田の自然散策

10月18日、講師の仕事で東秋留(あきる野市)から高月水田(八王子市)まで散策しました。

東京では平地の多くが軒並み宅地化されて、大規模な農耕地はほとんど見られません。

今日のコース、小川・高月地区は、多摩川中流域に残る都内最大級の水田地帯です。

ヒルムシロ、クログワイ、ホシクサ、アブノメ、サガミトリゲモといった希少な水田雑草を

はじめ、サクラタデ、タコノアシ、ミズタカモジなど湿生植物も数多く確認されています。

また、トウキョウダルマガエルやニホンイタチといった水辺の生き物も豊富に生息します。

雲一つない青空をノスリ(猛禽類)が舞っていました。主に野ネズミを捕食しており、

農耕地の生態系の豊かさを象徴する存在です。そんな彼らにも弱みがあります。

それはカラスです。カラスたちはノスリを食べるわけではありませんが、いつも集団で

執拗に追い掛け回しています。カラスは何を思って攻撃を繰り返しているのでしょうか?

水の抜かれた休耕田では、あちこちでサクラタデが満開でした。髪飾りのようで美しい!

左からアブノメ、マツバイ、ホシクサ、ヌマガヤツリ。小さいものから大きいものまで・・

道中に珍しい雑草を見つけました。ママコノシリヌグイの白花品、シロバナトゲソバです。

目が多いので小さな生き物も色々見つかります。ヨツボシクサカゲロウの卵(優曇華)に

ヒメジュウジナガカメムシ、ホソバヒメミソハギに群がっていた美しい瑠璃色の甲虫は

カミナリハムシの一種でしょうか?他にも、秋の田んぼならではの生き物がたくさん!

穏やか陽気と楽しい出会いの数々に助けられ、バス停までの道のりはあっという間でした。

市内在住の方には特に、この素晴らしい田んぼの景観を生で味わっていただきたいです。

※散策の際は、農家の方の作業や通行の邪魔にならないよう、十分にご配慮下さいね!

一方、長池公園では一昨日からのノゴマ出現により、撮影目的の来園者でごった返していた

そうです。推定で、延べ300人くらいとのこと。これを機に多くの方に足を運んでいただけ

るのは大変喜ばしいことですが、やはりマナーの面では一部で問題行為があったようです。

駐車場の区画外駐車、鳥の声を大音量で流す、ミルワーム(餌)設置などが報告されました。

とても残念なことです。先日17日の記事に書かせていただいた「皆さまへのお願い」に

ついて、いま一度確認をお願いするとともに、人にも鳥にも優しい節度ある行動を

心がけていただくよう、スタッフ一同より、重ねてお願い申し上げます。


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