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紅白のオオミゾソバ

10月20日、夕方の巡回中に立ち寄った堀之内沖ノ谷戸公園で、オオミゾソバが満開でした。

ここには桃色と純白の花が両方あり、まるでお菓子の世界に迷い込んだかのようです。

由木周辺で見られるミゾソバの仲間は、オオミゾソバ、ミゾソバ、ヤマミゾソバの3種。

これらは複数の形態的特徴から見分けることができます。オオミゾソバの一番の特徴は

その手触り。全体に毛が多く、葉っぱを触るとフワッとした気持ち良い感触があります。

近くの緑地の一角で思わぬ発見がありました。リンドウ科の草原性植物、センブリです。

まだ全て蕾でしたが、見事な群落で、これまで気が付かなかったのが不思議なほど。

この場所は毎年何度か草刈りを行っているので、近々、保護柵を設置したいと思います。

葉っぱを1枚だけ拝借してかじってみました。千回煎じて振り出しても苦みが消えないと

いういわれから付けられた名前のとおり、喉を刺激するような強い苦みがありました。

私は結構この苦みが好きなので、センブリを見つける度に、かじってニンマリしています。

日中は2か所の民有緑地で植物調査を行っていたので、植物づくしの一日となりました。

調査の仕事は、どんなに忙しくても植物が疲れを癒してくれるので、幸せなもんですね笑。

写真は順に、タチクラマゴケ、サクラオグルマ、キミタチバナ(カラタチバナの品種)です。

写真をあまり撮っていなかったので、マニアックな種類ばかりですみません・・

ところで、長池公園で連日賑わっていたノゴマですが、昨晩のうちに旅立ったようです。

20日も見学者が多く訪れていましたが、確認できた方はいらっしゃらなかったとのこと。

無事に海を越え、越冬地へ到着できますように!・・流星群に願いを込めましょう。

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