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メリケントビハムシ

10月26日、先週の千葉市の調査では、巨大なオニフスベとの遭遇に気持ちを持っていかれて

すっかり忘れるところでしたが、もう一つ個人的に嬉しい出会いがあったので紹介します。

それがこの美しい外来昆虫、メリケントビハムシです。2020年に国内では初めて茨城県で

発見され、その後関東地方のほぼ全域に定着していることが明らかとなり、2023年に和名と

ともに発表されたばかりの甲虫です。近年、各地で話題になっていたので見ておきたかった

昆虫の一つでした。じつは近所でもすでに観察されているのですが、私はこれがお初です。

似たようなハムシがいるのですが、本種の食草であるイヌビユを美味しそうに食べている

様子を観察したこと、撮影後に指で触れようとするやいなや“ピュッ”とどこかへ跳んで

逃げたことから、確信が持てました。写真で見るよりもずっと青味が強く、前胸の赤色との

コントラストがかなり目を引きました。これから、この辺りでも増えてくるでしょうか?

アメリカ原産のメリケントビハムシよりも、一足先に市民権を得た(?)中国原産の彼らは、

今年はもうどこへ行っても必ずといって良いほど出会う存在に。クズクビボソハムシです。

今年、一番たくさん見た虫はチュウゴクアミガサハゴロモとこのクズクビボソハムシかも。

去年は「局地的」と書いていたのに・・クズクビボソハムシクズのリーフアーティスト

おまけ。千葉でオニフスベに出会ったことをついつい自慢して歩いていたら、里山保全隊に

参加されているMさんが、なんと今月はじめに地元の公園で見つけたと写真を送って下さり

ました。南大沢周辺にも発生していたとは驚き!そしてオニフスベを前にすると、誰しも

そのサイズをどうにかして表現しようとふざけてしまうことがわかり、ほっとしました笑。

 
 
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