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ミズタマソウとミズユキノシタ(投稿555件目)

7月12日、雨のため、この日に予定していた小学校の対応や出張は全て延期になりました。

暑さでくたびれていた草花たちにとっては、待ちに待った恵みの雨となったことでしょう。

ながいけの道や自然館中庭、自然館駐車場などで見られるミズタマソウが咲き始めました。

湿った林縁などに生える身近な植物ですが、その愛らしい姿ゆえ、ファンも多いようです。

花の付け根に膨らんでいる部分は、これからあの水玉のような果実に変化する子房です。

子房にはカギ状の毛が生えています。その毛に雨のしずくが付いて、可愛さ倍増ですね!

ちなみにミズタマソウの花は花びらや萼、雄しべなどがそれぞれ2枚、つまり二数性という

珍しい特徴を持っています。(花びらは中央で裂けているので一見すると4枚に見えます。)

長池の埋土種子由来のミズユキノシタもいつの間にか咲き始めていました。2019年秋の

長池かいぼり後、61年ぶりに発芽し、見事に復活を遂げた湿生植物です。再生直後から

大きな群落となって広がり、自然館の水鉢へ移植した個体群も毎年花を咲かせています。

ジュンサイほど話題になりませんでしたが、とても奥ゆかしい花なのでぜひご覧下さい!

夕方には隣でミズオトギリやトウゴクヘラオモダカも開花していますので、併せてどうぞ。

自然館の中庭テラスから見えるヤブデマリには、メジロの群れがたびたび訪れています。

お目当ての果実をどんどん口に放り込んでいきますが、この時期はまだ未熟なのでは?

さて、毎日更新してきたこのブログも、555件というゾロ目を迎えることができました。

根気よく覗きに来て下さる読者の皆さまに、この節目の機会に改めて感謝申し上げます。


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