7月6日、特に午後からの暑さは凄まじいものがあり、予定されていた小学校対応も中止に。
炎天下の草むらではヒガシキリギリスが「チッ、ズリー」と盛んに鳴いていました。
警戒心が強く、近付くと鳴きやんだり、茂みの根元に逃げ込んだりしてしまうため、
なかなかその姿を捉えられません。“声はすれども姿は見えず”とはまさにこのこと。
やっと全身が見える位置に出てきたと思ったら、やや珍しい緑色型の雄でした。
6月21日の記事でバッタとキリギリスの違いについて触れましたが、3枚目の写真を
見てもおわかりのとおり、本種はギザギザの脚がとても強そうですね。
今日も引き続き、宮上中学校と別所中学校の職場体験が行われました。
宮上中学校の職場体験は本日が最終日。胴長を履いて長池に入り、ウシガエルなどの
外来種を駆除したり、草名プレートの設置を行ったりと、最後まで活躍してくれましたよ!
ながいけの道では、手の届く高さでノリウツギが咲いていたほか、来園者からの質問件数が
多く人気のジョウシュウカモメヅルも開花中。自然館前のノカンゾウも咲き始めました。
ジョウシュウカモメヅルはコバノカモメヅルに近縁で花や葉がより大きいものですが、
多摩丘陵では決して珍しくなく、八王子市内でも、各地の林縁草地で確認されています。
中学生が設置してくれたばかりの草名プレートを参考に、ぜひ植物散策をお楽しみ下さい。