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オオボウシバナ

7月4日、秋葉台公園のグラウンドを草刈り中、大きな青い花の一群が目に留まりました。

ツユクサに似たこの花は、オオボウシバナ(=青花)というツユクサの栽培変種。

ツユクサよりも花や葉がずっと大きく、花びらの縁が波打っているのが特徴です。

「青花紙」の原料目的で江戸時代から栽培され、滋賀県草津市の特産として知られます。

青花紙は、オオボウシバナの花の色素が水に溶けやすい性質を利用し、花の絞り汁を和紙に

染み込ませたもののこと。友禅染や紋染の下絵を描く際の絵の具に用いられます。

着物の需要が減り、化学染料が普及したことなどもあって、青花紙の生産は存続の危機に

あるといいます。しかしながら、昨今はオオボウシバナの持つ様々な薬効が明らかとなり、

健康食品として商品化が進むなど、また違った側面から再び注目されています。

爽やかなコバルトブルーの花が、炎天下の作業で夏バテ気味の私たちを癒してくれました。

昼からは東中野公園へ移動して広場と樹林内園路の草刈り。

園路沿いの御影石に着生したシダが、昨晩の雨でいつもより生き生きとして見えました。

左から順にウチワゴケ、マメヅタ、フジノキシノブです。

名前に「コケ」や「ツタ」が付いてもシダの仲間。維管束を持っていて胞子で増えます。

ニイニイゼミは日に日に数が増えて、今では蝉時雨(せみしぐれ)がうるさいくらいですね。

酷暑の外作業が続きますが、マメな水分補給と自然観察を心がけ、熱中症予防に努めます。

皆さんも、公園を散策される際は、暑さ対策を万全にしてお出かけ下さい!

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