11月27日、午前中は九兵衛坂公園の刈込、午後は東中野公園の材搬出作業を行いました。
先日、リュウキュウサンショウクイのいた東中野公園の雑木林へ行ってみると、
鳥影が全くありません。がっくりと肩を落として歩いていたら、綺麗な羽を拾いました。
周りにも、落ち葉に埋もれて数枚の羽毛が落ちていたので、オオタカかハヤブサに
捕食されて羽をむしられた痕跡でしょう。(※どちらもこの公園で確認しています。)
羽毛の持ち主、その正体はアオバトです。アオバトの羽はこれまでに何度も拾っているので
すぐにピンときました。羽にレモンイエローやグリーンの入る鳥は何種類かいますが、
羽軸が太く、毛むくじゃらで、どこを持っていいかわからないくらいモシャモシャなのは
ハトの羽ならではの特徴です。このモシャモシャの部分は羽糸(うし)と呼ばれています。
姿をあまり見ない割に、羽を拾う機会の多い鳥というのがいくつかいて、アオバト以外に、
ヤマシギ、トラツグミなどがその代表格です。冬場、目立たずひっそり過ごしているために
気付かないだけで、どの種類も実際にはかなりの数が越冬しているものと思われます。
猛禽類が残していった痕跡は、私たちが見過ごしている鳥の存在を教えてくれるのです。
秋の東中野公園といえば、なんといっても紅葉。特にイロハモミジは息を呑む美しさです。
イロハモミジのほかにも様々な樹木が色付き、公園全体がまるでパレットのようですね!
写真は順に、オオモミジ、カマツカ、ヤマボウシ、アオハダ、ウワミズザクラです。
彩り豊かな木々に目を奪われつつ、緑地作業班でかいぼり後の鴨池の清掃を行いました。
ピンコロ石と呼ばれる四角いブロックは、園路沿いの溝に使われているものです。
時間が経って外れてしまったピンコロ石が、イタズラで池に投げ込まれ続けたものと
思われますが、それにしても大きなバケツ5杯分も出てくるとは、困ったものですね・・
かいぼりイベント終了後も、しばらくは細々とした作業をスタッフの手で続けていきます。
作業が終わると、どこからともなくアオサギが飛来しました。「監督、お疲れさまです!」
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