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「」に対する検索結果が498件見つかりました

  • 別所小学校おおぞら学級との連携②

    1月22日、別所小学校おおぞら学級の総合学習対応の様子を2回に分けてご紹介します。 おおぞら学級の皆さんとは、毎月1回の自然体験プログラムや年2回の落ち葉かきで お会いしていて、生徒さんとスタッフはすっかり顔なじみの間柄です。 先日19日は、「木の顔さがし」と称して冬芽と葉痕の観察を行いました。 2日前の活動では“落ち葉”に注目しましたが、今回は“葉を落としたあとの枝”がどうなっているのかを見てみようというわけです。 はじめに自然館前のオオバヤシャブシとアジサイで、冬芽と葉痕について解説しました。 一人一台、虫メガネを片手に持って、いざスタート! 子どもたちは次々に色んな“顔”を発見し、「顔、見つけたよ!」と笑顔で教えに来てくれました。 ガマズミの葉痕は“毛深い宇宙人”なんですって! 先生方も熱心に探していましたが、そこがこのクラスの良いところ。 葉が落ちた後の樹木にあえて注目することはなかなか無いので、新鮮だったのではないでしょうか。 最初は少し殺風景に見えていた冬の雑木林。 それが今では、豊かな表情を見せてくれる楽しい場所になりました。 「見つける・味わう・表現する・分かち合う」 そんな“じっくり観察”の積み重ねによって、景色の見え方や空間の捉え方までもが変わっていくものなのですね!

  • 別所小学校おおぞら学級との連携①

    1月21日、別所小学校おおぞら学級の総合学習対応の様子を2回に分けてご紹介します。 おおぞら学級の皆さんとは、毎月1回の自然体験プログラムや年2回の落ち葉かきで お会いしていて、生徒さんとスタッフはすっかり顔なじみの間柄です。 先日17日は、今年度2回目となる林床の落ち葉かきを実施しました。 ながいけの道沿いの平坦な部分の落ち葉を搔き集めた後、落ち葉プールで遊びました。 前日の雨で落ち葉が湿っていたため、葉っぱがいつもより重く大変そうでしたが、 こちらの心配をよそに、いつも通りの慣れた様子で作業を進めてくれました。 中には、自分がどうしたらいいかすぐにはわからない様子の生徒もいましたが、 落ち葉プールで先生に葉っぱをかけられたりして遊んでいるうちに自然と笑顔がこぼれ、 短い時間の中で生き生きした表情に変化していく様は、とても頼もしく感じました。 程よい加減に落ち葉を掻き終わった林床には、草花の赤ちゃんが点々と見つかりました。 林が明るい今のうちに光合成をしてエネルギーを蓄え、春の開花に備えているのです。 そして、皆さんが作業を終えて帰っていったあと、今度は小鳥たちのお出ましです。 作業によって、落ち葉と土壌の間に潜んでいたミミズや土壌動物が這い出してくるのを モズやジョウビタキはよーく知っています。「さあ、思う存分、食べておくれ!」 たくさんの命の多様性を育む落ち葉かき。なんてやりがいのある里山しごとでしょう!

  • ルリビタキ

    1月20日、堀之内寺沢里山公園では複数羽のルリビタキが盛んに鳴いていました。 このうちの1羽は、背面全体が青い熟年オスでした。 多くの野鳥は、幼羽から1~2回の羽の生え代わりによって綺麗な大人の色になりますが、 ルリビタキの場合、雄が綺麗な青色になるまでに3年程度かかります。 若いオスはメスとほとんど変わらない地味な色をしているので、運良く青いオスに 会えるとちょっと得した気分になりますね。 ふと足元に目をやると、「こっちのブルーもぜひ見てね!」とばかりに、 愛らしいオオイヌノフグリが2輪、こちらを見上げて咲いていました。

  • シダ植物とエナガ

    1月19日、鹿島緑地の北斜面樹林地で林床の手入れを行いました。 ここは日当たりが悪く、生える草花も疎らな場所ですが、常緑樹の実生や笹がすぐに繁ってしまうため、冬場に刈払機を入れて綺麗にしています。 近くには幼稚園や児童館、小学校などがあるので、防犯・安全管理上も重要な作業となっています。 林床の一角にシダ植物が群落を作っており、この中にはキヨスミヒメワラビ、マツサカシダ、オニカナワラビなど、希少な種類も複数生育しています。 そこで、これらのシダには目印を付け、囲いを作って刈り残すようにしています。 珍しいシダを見て「まあ、きれい!」と喜ぶ私のような人は少数派でしょう。 しかしどんなに地味であっても、シダはその場所の気候や植生環境を特徴付ける重要な植物。 目立たない存在だからこそ、いっそう愛情を込めて見守っていきたいものですね! 作業の休憩中、可愛らしいエナガの群れがそばまでやってきて癒してくれました!

  • キョウチクトウ科の果実

    1月18日、講師の仕事で江戸川区の公園を散策している時に、受講生の一人が面白いものを発見しました。 ユニークな形をした「キョウチクトウの果実」です。 緑色で細長く、少しカーブを描いたような形の袋果(たいか)でした。 すでに茶色くなって縦に真っ二つに劣開しているものもあり、中から綿毛を付けた種子が顔を出していました。 花は毎年あちこちで目にしますが、結実することは少ないようです。 ところで、この果実と似たようなものを以前もどこかで観察している気がして、しばらく悶々としていました。 帰りの電車に揺られながらハッと思い出したのは、長池公園の外周緑地に自生している希少植物、コイケマの果実です。 その大きさや形が何となくキョウチクトウの果実と似ており、頭の中でリンクしたのでしょう。 コイケマは、ハート形の丸っこい葉が特徴的なつる性の草本植物で、キョウチクトウ科に属します。 その容姿からはキョウチクトウを連想することができず、ずっと不思議に思っていました。 草名ラベルの表記をご覧になり、「これがどうしてキョウチクトウ科なの?」と疑問を持たれた方も多いのでは? さて、改めて果実を見比べてみて・・なるほどと納得した次第です。 旅先での貴重な発見が、日ごろ抱いていた疑問を思わぬ形で晴らしてくれたのでした。 参考までに、同じキョウチクトウ科のスズサイコとテイカカズラの写真もご紹介します。 ぜひ、花と果実をそれぞれ見比べてみて下さいね!

  • カワウ

    1月17日、築池にカワウが飛来していました。 長池公園にやってくるカワウの多くは、高月浄水場や京王多摩川下流の送電線など、 多摩川の本流付近で集団ねぐらを作っている個体と考えられます。 朝、大栗川を遡って飛来し、夕方には再びねぐらへと帰っていく、いわゆる出稼ぎ組です。 カワウは水中に潜って魚を捕えるため、他の多くの鳥と違って水を弾く油を出しません。 日中、何度も潜水を繰り返しているうちに、全身の羽毛はずぶ濡れになってしまいます。 そのままでは飛ぶことにも支障をきたすので、夕方になると西日に向かって翼を広げ、 羽を乾かす姿が見られます。ねぐらへ戻るための“帰り支度”というわけですね。 以前、この日光浴の様子を近くで一緒に見ていた親子連れの男の子が、 「この木のおかげで鳥がたくさん来るようになったよね!」と嬉しそうに話していました。 台風で築池に倒れ込んだ枯れ木をそのままにしておいたことで、 鳥や水辺の生き物たちにとって安心して休憩できる居場所がもたらされ、 来園者にとっても、彼らの自然な姿をじっくりと観察できる人気のスポットとなりました。

  • 地域の安全マップを作ろう

    1月16日、別所小学校3年生の総合学習「地域の安全マップを作ろう」の一環で、 長池公園で行っている防犯・事故防止・防災に関する取り組みを紹介しました。 スライドやクイズのほか、実物(各種のサインや防災用備蓄品など)も見てもらいました。 生徒の皆さんは積極的で、防犯・防災に対する意識も予想以上に高く、驚きました。 公園の安全性を高めるために、“子どもの目線”はとても重要です。 これを機に、私たち管理者も、安全対策についてもう一度見直してみたいと思います。 この授業の最終目標は「地域安全マップ」の作成とのこと。完成をお待ちしています!

  • 卯年に考える自然との共生

    1月15日、産経新聞朝刊で長池公園のノウサギを取り上げていただきました。 https://www.sankei.com/article/20230114-ZIGDGFHZLRJODHTNLHMIKPVFZQ/ ノウサギが元気に暮らしていくためには、彼らの狭い行動範囲の中に、複数の異なる環境がまとまって存在していることが重要と考えています。 ・一年を通して、食糧となる旬の植物が豊富に生育する明るい林床や伐採草地 ・日中の大半を過ごし、外敵の接近時にもすぐに隠れられる灌木や下草の茂み ・草食動物にとって重要な水分補給が常時行える細流や水場 こうした環境が隣り合わせで存在している場所の一つが、長池公園に見られるような“谷戸”です。 里山を荒廃させないために行っている山仕事の一つ一つが、谷戸の植物多様性を豊かにし、ノウサギの暮らしを支えることにも繋がっているのでしょう。 直近では、2022年3月にセンサーカメラでの撮影されて以降は音沙汰がありません。 ただし、2020年の冬までは長池公園内で食痕やフンがたくさん見つかっていますので、 今年は、何とかノウサギ生息の物証を見つけたいところですね!

  • 落ち葉かきと土壌の生き物さがし

    1月14日、体験ゾーンでは長池里山クラブの皆さんによって伝統行事「どんど焼き」が催されました。 また、作物の豊作や里山活動の安全を願って、「山開き・田開き・畑開き」も行われました。 週明けからは、私たちスタッフも緑地の管理作業が再開しますので、事故や怪我の無いように気を引き締めていきたいと思います。 さて、同じ頃、観察ゾーンではパークキッズレンジャーの皆さんが、林床の落ち葉かきを楽しんでいました。 落ち葉を掻いて、集めた落ち葉を踏み固めたり、土壌の生き物を探したりと、子どもも大人も頑張って作業に取り組んでくれました。 一通り、落ち葉を掻き終わった段階で、土の中にいた小さな生き物をファーブル(双眼実体顕微鏡)を使って観察しました。 生き物シートを参考にしながら、トビムシやムカデなど、たくさんの土壌生物を判別することができ、スタッフも思わず熱中! 寒さを忘れるほど、人々の笑顔と元気に溢れる“素敵な冬の一日”でした。

  • 大きな窓でお絵描き

    1月13日、朝からスタッフが集合して消防設備の研修と消火器の訓練を実施しました。 空気が乾燥して火災の危険が一層高まるこの季節、しっかり備えておきたいですね! 展示室1では、何やら楽しそうなイベントが行われていました。 大きなガラス窓に、「キットパスで自由にお絵描きをしてみよう!」という催しです。 対象は小さいお子さん向けでしたが、付き添いのご家族も一緒になって、 みんなで自由に楽しく描いていました。(※2/10、3/10にも同様のイベントを開催予定。) また、同じ部屋(展示室1)で、展示レイアウトのリニューアルも少しずつ進んでいます。 今日は畳のソファが導入されました。座り心地は抜群なので、皆さんもぜひお試しあれ! いつ来ても変わらないあたたかさ。いつ来ても新しい発見や変化のある楽しさ。 そのどちらも大切にしながら、引き続き、皆さんに何度も足を運んで いただけるような“心地よい居場所”を目指していきたいと思います。

  • グルメなジョウビタキ

    1月12日、今日も里山トイレからの帰り道にたくさんの野鳥と出会いました。 相変わらず、8羽のコジュケイは来園者やお散歩ワンちゃんの至近距離で採餌に夢中。 田んぼ脇の水路にはいつものシロハラにアオジの群れ、築池のトモエガモ4羽も健在です。 一方、田んぼの周辺を縄張りにしているジョウビタキの雌は、ふっくらまんまるに。 太ったわけではなく、寒さをしのぐために羽毛と体の間に空気の層を作っているのです。 この姿を“ふくら雀”と呼び、“福良”や“福来”と書いて縁起良しとされるのだとか。 さて、このジョウビタキ、日暮れも近い16時半頃に盛んに木の実をついばんでいました。 ふだんは昆虫食メインのジョウビタキも、木の実だけは別腹とばかりによく食べます。 甘酸っぱいガマズミの実、塩辛いヌルデの実、そしてなんと、有毒植物の アオツヅラフジの実もパクッと一飲み。これにはちょっとびっくりです。 いったい大丈夫なのでしょうか?そもそも、あの緑色の果汁は美味しくなさそうですが・・ これから春までは食糧がさらに少なくなるので、心の中で「頑張れ!」とつぶやきながら そっと見守っていきたいと思います。皆さんも応援を宜しくお願いします。

  • コジュケイ

    1月11日、里山トイレからの帰り道に、まん丸のコジュケイたちに通せんぼされました。 朝方と夕暮れ時のつくいけの道は、たくさんの鳥たちが地面に降りて採餌していますよ!

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