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虫襖

  • Jun 30
  • 2 min read

6月27日、例年であればそろそろニイニイゼミやヒメハルゼミの声で賑わう頃・・今年は少し遅れているようです。

先週くらいから、ヤマトタマムシを見かける機会が増えてきました。何しろ巨大なので、その存在感は圧倒的です。

エノキの樹冠を飛び回っている雄や、伐採木へ産卵に来る雌の観察が定番ですが、特に何もない草むらに降り立って

いるのを見ることもあります。グライダーのようにカッコよくエリトラを広げてバランスを取りながら、よたよたと

草から草へと移動していく姿は、器用なんだか不器用なんだかわかりません。そんな姿も愛嬌があって魅力的かも。

翅を広げると、胴体も美しい虹色に輝いているのがよく分かります。このド派手さは、警戒色といって外敵の鳥類が

視覚的に嫌がるという狙いがあるようです。でも実際にはカラスのペリット(嘔吐物)はタマムシの残骸だらけです。

翅を畳んで大人しく葉の上に止まっている姿も載せておきましょう。伝統色の一つに「虫襖(むしあお)」という色が

ありますが、これはタマムシの翅の色が由来になっており、光の具合や角度によって色味が変わって見える織り色を

指すそうです。現在は構造色と呼ぶのが一般的ではあるものの、虫襖や玉虫色といった表現により趣を感じますね!

輝く甲虫をもう一つ。自然館中庭のアーモンドの葉上を歩いていたセモンジンガサハムシです。写真では、なかなか

忠実に表現できないのですが、背中のX字が金色に輝いています。その輝きはピアスでも落ちているのかと思うほど!

『「本物」はさりげなく、そして永遠に輝いているものです。』ふと、ひろはまかずとし氏の名言を思い出しました。

おまけ。自然館中庭の小径のそばでグングン成長するメハジキ。あれ?・・よく見たら茎が帯化現象でこんな姿に!

 
 
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