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車窓観察

3月2日、今週は車での移動が多かったのですが、いつも助手席にカメラを置いていました。

移動中の車内で何かに出会った時、後悔しないためです笑。もちろん車は路肩に停めます。

先日、目の前にふわふわなジョウビタキ(雄)が飛んできたので、慌てて車を停めました。

多くの野鳥は車を警戒しないので、お互いに落ち着いて観察ができます。体を膨らませる

しぐさは、体と羽毛の間に隙間を作って体を温めるために行っていますが、それと同時に、

肩の力を抜いてリラックスした状態にあることも表しています。以前も書きましたが、

猫が香箱座りをするのと同じ理屈です。緊張状態の鳥は、すぐに逃げられるように羽毛を

体に密着させてシュッとしているので、その鳥の状態がふっくらか、ほっそりかを見る

ことは、自分の行動が鳥(相手)にストレスを与えているかどうか判断する目安になります。

窓越しにイソヒヨドリを見つけました。触れるくらいの距離です。ただし、後ろから車が

来ていたので一度、駐車場に停めてから降りて戻りました。そうしたら、このくらいまで

近付いたところですぐに飛んでいってしまいました。やっぱり車を降りたら負けなんです。

信号待ちの車窓から植物を発見することもよくあります。中央分離帯や路側帯付近は

ふだんほとんど歩く機会が無い場所なので、車から見つけることのほうが多いのです。

写真は国道沿いに群生していたトウダイグサ。普通種ですが、街なかで出会うと嬉しい!

先週の車窓観察で一番印象に残ったのはこちら。一見するとナズナ(ペンペングサ)ですが、

果実の形がナズナよりも細長く、横幅よりも縦幅のほうが明らかに長い特徴があります。

ナズナの基準変種で外来系統のホソミナズナです。こんな細かい違いのものを車窓から

見つけるなんてどうかしているので、心を入れ替えて、安全運転に努めたいと思います。

おまけ。長池公園では、アオイスミレに続き、タチツボスミレも各所で咲き始めました。

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