1月2日、元日の地震に続いて羽田空港で航空機の衝突事故が発生し、驚いています。
テレビで報じていた生還された乗客のコメントを聞いて、涙がこみ上げました。
被災により亡くなられた方々、そして被災地への支援に向かう最中で事故に見舞われ、
命を落とされた5名の乗組員に、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
今日は、全身をコセンダングサのタネまみれになりながら、少しだけ多摩川を歩きました。
ハリエンジュやキササゲの木が疎らに生える草地に、ビンズイの群れがいました。
“ビンズイといえば松林”といわれるくらい、松林で見かける機会の多い小鳥ですが、
松の生えていない環境でも越冬しています。地上で採餌し、危険が近付くとそばの樹上に
逃げて様子を見る、そんな習性を知っていると、いそうな場所がわかるようになります。
ビンズイは、こう見えてセキレイの仲間です。そう感じさせるのは地上や枝の上を歩いて
いる時くらいかもしれませんが、よく見ると後肢(足の後ろの指)が長く発達しています。
ところで先日、「冬はベジタリアン」と題してヒヨドリの採食(菜食)行動を紹介しました。
ビンズイもその傾向が強く、繁殖期には昆虫食、越冬期には植物食中心となります。
ただし、ヒヨドリのように葉っぱを食べることはなく、草の種などを拾って食べています。
昆虫食から植物食への切り替えを行う鳥の多くは群れを作って行動する一方、単独で
縄張りを持って行動している鳥は、数少ない生きた獲物をめぐる争いを避けています。
ビンズイと同じく草の種を好んで食べる小鳥は多く、あちこちに小さな群れがいました。
こちらは、穂からこぼれ落ちる前の種をしごいて食べていたベニマシコの若鳥です。
以前に撮影した成鳥の写真も参考までに掲載します。こんなに鮮やかになります。
冬の河川敷は野鳥の宝庫。防寒とひっつき虫対策を万全にして、ぜひお出かけ下さいね!