5月28日、朝から雨模様で外作業は中止に。週末の講座の準備にやっと取り掛かりました。
こんなタイミングでないと、なかなかデスクワークに集中する時間がありません。
なんて言いつつ、私は雨の外歩きが好きなので、観察会などの下見へ繰り出しました。
雨の中でも元気良く鳴き交わしている小鳥の群れがいました。今シーズン巣立ったヒナを
連れたシジュウカラの家族です。ヒナといっても、フォルムはもう大人顔負けなのですが、
やっぱり顔は幼く、嘴や羽の模様も少し違っています。可愛く撮ってあげられたかな?
さすがに昆虫はほとんど姿を見せてくれないだろうと、期待はしていなかったのですが、
先日の記事に登場したばかりのミズイロオナガシジミが数匹、じっと止まっていました。
やっぱりちゃんと見て歩かないとだめだなぁと思って、長池前の粗朶を覗いてみると、
枝の上をよちよち歩いている甲虫を発見。どうやらスネアカヒゲナガゾウムシのようです。
私はこの手のヒゲナガゾウムシ類を見かける度に、“アナグマ”を連想してしまいます。
雨脚が弱まってきたタイミングで、羽化したばかりのオオシオカラトンボもひらひらと
飛んできました。翅がキラキラしていて、飛び方もヘビトンボみたいにゆっくりなので、
本当に羽化して間もないのではないかと思います。羽化にお天気は関係ないのでしょうか?
ながいけの道に群生するニガイチゴは、いつの間にか果実が実っていました。試しに一粒、
食べてみました。名前の割にはそんなに苦くありません。一粒だけなら、皆さんもどうぞ!
・・ということで、小一時間、雨の園内を歩いたらずいぶんとリフレッシュができました。
おまけ。この日、南大沢周辺で見たマイナーな外来雑草をいくつか写真でご紹介します。
順に、コメツブヤエムグラ、ナタネタビラコ、チリアヤメです。どれもいい花ですね!