5月19日、午前中は試験監督で再び都内の専門学校へ出張。カベイラクサに別れを告げ、
帰りの電車に揺られながら、採点や来週の小学校対応の準備を進めつつ、ウトウト・・
来週は保育園1件、小学校3件、講座3件の講師対応に加え、来客など盛り沢山なのです。
雨の日は本業(?)の緑地作業がお休みになるので、それらプログラムの準備に
集中できるはず!・・なのですが、ここでフィールドワーカーの悪い癖が出てしまいます。
「虫たちはどこで過ごしているのだろう?」、「カエルずいぶん鳴いてるなぁ・・」と
事務所にいてもそわそわして落ち着きがありません。傘を片手に外へと繰り出しました。
予想どおり、自然館周辺の草木の葉裏では様々な虫たちが雨宿りして過ごしていました。
昆虫は、雨が降る前に空気中の水蒸気量を感知して、安全な場所へ移動するのだそうです。
確かに翅は重たくなるでしょうし、雨粒が当たれば地面に叩きつけられるかもしれません。
(もっとも、虫はとても小さいので大きな雨粒が直撃することは滅多にないようですが・・)
こんな日は、雨の当たらないところでじっとしているのが得策ということなのでしょう。
アオキの葉の陰にいたのは、アオカミキリモドキ(=やけど虫)とミスジミバエ。
傘としては優秀そうに見えるフキやツワブキの葉裏は、意外にも全く使われておらず、
いつもいるヨコバイの仲間が数匹止まっているくらいでした。
その代わり、フキの葉裏でいいものを発見!フタモンクサカゲロウの卵です。
先日18日の記事に、ヨツボシクサカゲロウと思われる卵を載せましたので付き方の違いを
見比べてみて下さい。この仲間の卵は“3000年に一度だけ咲く優曇華の花”と表現される
こともあり、本当に小さくて繊細なので、見つけるとつい小躍りしてしまいます。
自然館中庭では桃を細長くしたようなビジュアルの「アーモンド」が実り、
コムギ、オオムギ、ライムギの三兄弟が仲良く並んで、雨を喜んでいるように見えました!