雨のあとの晴れた日に起こること
- May 5
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Updated: May 5
4月28日、先日は雨が降りましたが、陽射しが戻ってきました。ながいけの道方面から、ビンズイの地鳴きが盛んに
聴こえてきたので、様子を見に行ってみると、声のする辺りでササバギンランが咲いていました。しゃがみ込んで、
撮影しようと思ったその時、手をかけようとした朽木の丸太を見て思わず仰天しました。時刻は10時50分頃です。
丸太の隙間からおびただしい数の羽アリが次々と出てくるところだったのです。それも一か所ではなく、その周辺の
朽木からも同じように大量の羽アリが飛び出してきています。これはヤマトシロアリの群飛(スウォーミング)です。
社会性を持って暮らすシロアリが年に一度、巣分かれ、つまり新しいコロニーを作るために行う結婚飛行なのです。
這い出てきたヤマトシロアリたちは、しばらくして次々に空へと飛び立っていきました。とにかくその数が凄まじく
呆気にとられるばかりでしたが、貴重なシーンに立ち会えて感動しました。写真はさすがに、かなりエキゾチックな
感じなので、ここに載せられるのは上の4枚が限界でしょう。ビンズイたちも、ヤマトシロアリの群飛に気が付いて、
私が来るよりも前にパクパクとやっていたのかもしれません。シロアリの生態についてわかりやすく解説されている
「白蟻専科」というwebサイトでは、過去7年間の都内のデータから、ヤマトシロアリの群飛が行われやすい日和を
考察しています。それによると「4月20日~5月20日頃の薄曇りから晴れの日で、気温24℃以上、湿度60%以上、
風速2〜4m/sの南寄りの温かい風が吹く日中、なおかつ、雨上がりの当日~3日以内」という気候条件下で、群飛が
もっとも発生しやすいとのこと。この日はまさにこれらの条件がほぼ当てはまっており、とても納得したのでした。
じつは、遡ること14年前の2022年5月5日、こどもの日で賑わう自然館内で、突如としてヤマトシロアリが一斉に
群飛を始めたことがあります。来館者から知らせを受け、慌てて窓を全開にして追い出したのですが、驚くことに、
中庭ではシジュウカラが何羽も待ち構えていて、次から次へと空中でキャッチして採食している様子を、居合わせた
皆さんとあんぐり口を開けて、ただただ眺めていたのでした。その後、発生箇所を中心に処理や対策を講じており、
自然館でヤマトシロアリが大量発生する事態は起きていませんが、園内の里山では毎年当たり前のように、こうした
驚愕の光景が繰り返されているのでしょうね。これぞ定点観察の面白さ。身近な自然には不思議がいっぱいですね!
15分くらいしてから戻ると、すでに先ほどの丸太から羽アリたちは姿を消していました。本当に一瞬の出来事です。
今度こそ、落ち着いて植物にカメラを向けます。順番に、ササバギンラン、ギンラン、フタリシズカ、ヤブデマリ、
サワフタギです。これらを見てもわかるとおり、新緑の季節は圧倒的に白い花が多いのが特徴です。おそらく背景の
グリーンに紛れにくく、虫の眼で見ると花が際立って見える色ということなのでしょう。緑に白って映えますよね!
ながいけの道では、クロハナムグリ(1・2枚目)が大発生しています。普段なら、花や伐採木上で時々見かける甲虫と
いう印象なのですが、今年はミズキやコバノガマズミ、ハルジオンなど、林縁の白い花を見ると何匹も止まっている
状況で、珍しくもなんともありません。これから増加するのか、それとも、たまたま発生当たり年なのでしょうか?
3枚目以降は写真のみですが、ツマグロハナカミキリ、ウグイスナガタマムシ、ホソオビヒゲナガ、ヤマトシリアゲ、
ヘリグロテントウノミハムシ、コヨツボシケシキスイ。カミキリムシやタマムシの仲間も、続々と登場しています。
あちこちで虫の気配・・虫好きにはたまらない、虫の苦手な方にとってはたまったもんじゃない、そんな季節です。
おまけ。朝、先週末に巣立っていった子たちと思われるエナガの家族群が自然館前の林でしきりに鳴いていました。
親鳥が何かに警戒しつつ、モビング(攻撃)を仕掛けているようでした。覗いてみると、猛禽類のツミが目の前に・・
私と目が合って、“ちぇっ”という表情を見せたあと(?)、飛び去っていきました。巣立ち後も油断はできませんね!













































