続・ムシャクロツバメシジミ
8月10日、先日、長池公園で初めてムシャクロツバメシジミを確認して記事に書きました。ムシャクロツバメシジミ
その後は7日にも、翅の擦れ具合からおそらく同じ子と思われる個体が、自然館スタッフによって観察されています。
別所一丁目の住宅街にも、食草であるセダムの仲間が植えられたり、野生化したりしていることを思い出して、発生
状況を確認するためにふらっと散策してみました。すると、道ばたの花壇へ飛んできた個体をすぐに見つけました。
先日、長池公園で観察した個体は翅が擦り切れていましたが、この子は翅が傷んでおらず、本種の特徴がはっきりと
確認できます。ツバメシジミよりも大きな斑点柄、控えめな尾状突起、うっすらと見えるオレンジの斑紋などです。
ペラペラヨメナの花で元気に吸蜜しているこの子は、いったいどこで育ったのだろう・・周囲を探索してみました。
・・ありました!庭先や路傍で複数のセダムの仲間(マンネングサ類)を確認することができました。長池公園内では
在来のコモチマンネングサしか見られませんが、この住宅街では外来系統のメキシコマンネングサ(1枚目)をはじめ、
ヨコハママンネングサ(2枚目)、ヒメボシタイトゴメなどいくつもの種類がグラウンドカバー的に広がっていました。
産地増加、分布拡大をもたらしている要因は、やはりこうした食草の豊かさによるところが大きいといえそうです。
ムシャクロツバメシジミとじゃれ合うようにして飛び回っていたもう一種のチョウは、おなじみヤマトシジミです。
なんせ、食草がどこにでもあるカタバミ類なのでもっとも身近に見られる種類ですが、改めて見ると美しいですね!
いずれ、ムシャクロツバメシジミもこのヤマトシジミのように、ごくありふれた存在になっていくかもしれません。
それにしても、こうして身近な生きものの顔ぶれが変化し、新たな生態系が築かれていく様子は興味深いものです。



