10月17日、先日16日の午前中から長池公園に珍しい渡り鳥が飛来し、話題となっています。
ノゴマという関東では稀な夏鳥です。ブログで取り上げるかどうか躊躇していましたが、
すでに情報が相当広まっていることもあり、観察時の注意喚起も含めてご紹介します。
「まだいますか?」、「どこにいますか?」などの問い合わせも複数いただいていますが、
相手は野鳥、それも渡りの途中にたまたま舞い降りたのが長池公園だったということで、
いつまでいてくれるのか、園路に出てこない時にどこで過ごしているかなど、詳しいことは
一切わかりません。また、私ども職員もずっと現場に張り付いているわけではないので、
リアルタイムの出現状況については正確にお答えできないことを予めご了承下さい。
最初に発見されたのは来園者のようです。その時は雌がいた、という話も聞きましたが、
少なくとも、私が観察した16日午後と17日午前中には雄1羽だけが姿を見せてくれました。
園内での記録は開園以来、2例目となります。(※他にも記録があるかもしれません。)
16日はながいけの道、長池前広場、雑木林トレイルを園路づたいに移動しつつ、主に
地上でミミズを盛んに採食していました。17日はながいけの道沿いで大勢の観察者に
見守られながら、林縁の地上や灌木に降りて採食行動を繰り返していました。
また、夕方16時頃には、巡回中のスタッフが薄暗くなったトレイル内で目撃しています。
夜間に渡りを行うノゴマ、いったいいつまで滞在してくれるでしょうか?
ここで、撮影者・観察者の皆さまにお願いです。以下について、場合によっては注意を
させていただきます。ルールを守り、感謝と思いやりの気持ちを持って楽しみましょう。
1.危険行為はおやめ下さい!
落枝等の危険がありますので、園路を外れて樹林内に立ち入らないようにお願いします。
三脚を持ったまま走ると転倒のおそれがありますので、落ち着いて行動して下さい。
2.周囲に気を配りましょう!
公園利用者、特に散策目的など一般のお客さまへの最大限の配慮をお願いします。
道を塞ぐ、通行者に指図するなど、野鳥の撮影を優先するような行為はお控え下さい。
3.野鳥のことを一番に考えましょう!
野鳥に影響を与える行為(餌付け、止まり木の設置、追い回す、故意に飛ばすなど)は
おやめ下さい。相手が長い旅路の途中であることを忘れずに、そっと見守って下さい。
私も気を付けなければなりませんが、熱中すると、当たり前のこともできなくなります。
誰もが居心地よく安全に楽しめるよう、一人一人が自分事として心がけていきましょうね。
さて、ノゴマ撮影で賑わう一方、体験ゾーンには秋葉台小学校の子どもたちが大集合!
今日は、待ちに待った稲刈りです。私ともう一人の公園スタッフで、いつも通り自然観察の
パートを4回(4グループ入替制のため)続けて担当しました。秋の里山は見どころがいっぱい
なので、あっという間に時間が過ぎていきます。子どもたちの弾ける笑顔に癒されました!
稲刈りもうまくできたかな?次回はいよいよ米づくりの最終段階、脱穀にチャレンジです。
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