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王蟲の正体?

8月8日、暦の上では昨日から立秋なんですね。・・皆さんは秋を感じていますか?

「どう考えてもまだ夏!」と言いたくなる暑さですが、生き物の営みは順調に秋へと

歩みを進めているように思います。フィールドワーカーは一足先に秋を感じているはず。

今日は午後から北野環境学習センター(生きもの展示室)へ出張してきました。講座で使う

材料の搬入と現地下見が目的です。インターンシップの学生2人と一緒に、敷地内で昆虫を

探しました。学生の一人が「何かの幼虫がいる!」と教えてくれたのが写真の芋虫です。

クスノキの葉に止まるこの子の正体は、アオスジアゲハの幼虫。改めて見るとすごい

ビジュアルですね!映画「風の谷のナウシカ」に登場する王蟲はモスラの幼虫や三葉虫が

モデルになっているそうですが、この子を見て、アオスジアゲハこそ王蟲の正体なのでは

ないかと本気で思ってしまいました。蚊に刺されに苦しむ学生さん、ナイス発見でした。

樹木の幹に括りつけられた掲示サイン、それらの裏側に何かいそうな気がして覗きます。

かなりの確率でニホンヤモリが潜んでいたほか、マツカレハの繭も見つかって驚きました。

30分ちょっとの散策で、こんなに色々見つけました。緑があれば虫は必ず暮らしています。

順にハグロトンボ、ミヤマアカネ、マユタテアカネ、ギンモンシロウワバ、ヤマトシジミ、

ミンミンゼミ、ヒゲナガカメムシ、アカヒメヘリカメムシ、ショウリョウバッタです。

草むらからは虫たちの鳴き声も聴こえてきました。ほら、やっぱり秋はすぐそこなんです。


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