3月1日、長池公園の芝生広場に植栽されているサンシュユが花盛りでした。
花は木全体に付いて、遠くから眺めるだけでもなかなか見事な光景です。
どうもこの名前が言いづらく、聞くほうも聞き取りにくいようで、
よく「え?サンショウ?」と返されますが、もちろん別物。
サンシュユは、原産地の中国での呼び方(漢名)を音読みにした和名だそうです。
ミカン科のゴシュユという植物もあるので、じゃあヨンシュユもあるのかというと、
残念ながらそのような植物はありません(笑)
漢字にすると前者は“山茱萸”、後者は“呉茱萸”ですので、数は関係無いのです。
サンシュユ、マンサク、レンギョウ、ロウバイなど、早春の花木は黄色い花ばかりですね。
共通点は、葉が芽吹くよりも先に花を咲かせること。
まだモノトーンの木立の中で、これらの黄色い花は際立って鮮やかに映ります。
きっと早春から蜜を求めて動き始める虫たちにもそう見えているのでしょう。
一方で、梅や桜、椿などはそんなことはお構いなしに、鳥の目を引く色を選択しています。
やがて木々の葉が芽吹き、林が新緑に包まれると、黄色い花は下火となり、
青葉に紛れてしまうことのない白色の花たちが、主役の座を奪います。
エゴノキやウツギの仲間、ガマズミなど、挙げてみればきりがありません。
そんなふうに、季節による花の色の違いに注目してみるのも面白いですよ!
※以上は私が観察を通じて得た感覚的な推察であり、科学的根拠に基づいた内容では
ありません。もしも的外れなことを書いていたらすみません・・念のため。
ところで、先日24日の投稿でご紹介した築池のトモエガモに動きがありました。
雄たちが代わる代わる“ピョコン”と体を持ち上げて、求愛行動を繰り返しています。
婚活の賑わいが一段落すると、いよいよ旅立ちの日も近いかもしれませんね。
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