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深緑のキビタキ

  • May 19
  • 3 min read

5月14日、朝からキビタキの“ピッコロロ”という朗らかな囀りが園内にこだましていました。夏鳥のキビタキは、

国内の山地や高原で繁殖し、かつては多摩地域でも、渡り途中の一時期に通過していくだけの珍しい渡り鳥でした。

ところが近年では、長池公園をはじめ、丘陵地でも繁殖が確認されるようになっています。その要因は一つではない

はずですが、少なくとも多摩ニュータウン周辺では、都市公園や団地内に残る既存林や表土保全が行われて再生した

雑木林がこの30年あまりの間に成長を遂げ、緑が濃くなってきたことも影響しているのではないかと推測されます。

里山のいえの裏で、美声を頼りにその姿を探してみました。オオルリなどと違って木の梢や樹冠から抜きん出た枝に

止まることはほとんどありません。また、目線の高さの下枝に止まることも滅多にありません。キビタキが好むのは

樹冠(雑木林の天井部分)よりも数メートル低い空間です。この層を丹念にサーチしていくことで姿が発見できます。

葉を付けていない枯れ枝などがソングポスト、つまりさえずりを行うためのステージとしてよく使われるようです。

写真のキビタキは長池公園内で繁殖するのでしょうか?それとも、これからさらに旅を続けるのか、気になります。

ところでこの日は巡回清掃で堀之内方面の公園緑地を廻りました。しばらくぶりに足を運んだ堀之内寺沢里山公園、

田んぼが見えてきた写真の辺りで、目の前をニホンイタチがトコトコと歩いて横断していきました。突然のことで、

カメラを構えたときには藪に入ってしまい、体と尻尾の一部しか撮れなかったのが悔やまれますが、出会えただけで

ラッキーです。ニホンイタチは、長池公園をはじめ由木地区にも広範囲に生息していますが、その行動範囲の広さと

個体数の少なさゆえに、目にする機会はそれほど多くありません。水辺環境への依存度が高い野生動物の一つです。

堀之内寺沢里山公園のこぶし緑地側の出入口付近の芝生では、珍しい2種類の外来雑草が開花していました。一つめは

キバナニワゼキショウです。花の佇まいはニワゼキショウそっくりなのに、色が黄色いのがちょっと不思議ですね!

もう一つは朱色の花が可愛らしいキクノハアオイ。こちらは畑の周りで少しずつ勢力を広げているように思います。

6枚目はタマザキクサフジですが、こちらは6月頃に開花します。いずれも緑化種子や培養土内などに混ざっていた

種子が発芽して定着したのではないかと推測されますが、外来種はこうやって、着々と市民権を得ていくのですね。

身の回りの自然の様相が、あるときは長い月日を経て、あるときは一瞬にして変化していく・・気付きが大切です。


 
 
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