水色の卵とコシダ
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 4月23日
- 読了時間: 2分
4月18日、大塚の陽光台緑地で植栽地の手入れを行っていると、作業班のお一人が鳥の巣を
持ってきました。伐採した灌木の繁みに付いていたそうです。見ると中には綺麗な卵が・・
正体は特定外来生物に指定されているガビチョウの巣と卵です。笹の葉を中心に使った巣と
卵が鮮やかな水色なのが特徴なのですぐにそれと分かりました。卵がこんな色をした鳥は
ほかにムクドリくらいしかおらず、ムクドリは建物の隙間などに巣を作るので、迷うことは
ありません。ガビチョウは駆除対象種でありながら、捕獲が難しいことや生態系への影響が
はっきりしていないことなどもあり、積極的な防除は行っていません。しかし、作業の折に
使用中の巣を発見したら、回収するようにしています。可哀想ですが展示に活用しますね。
大塚緑地の裏手、日野市との境界近くの道ばたで、思いがけず珍しいシダを見つけました。
コシダです。東京都の絶滅危惧種に指定されている暖地性の種類で、由木地区初確認です。
作業のついでとはいえ、いつもは通らない道を歩くといくらでも発見があるものですね!
まだまだ由木にはこんな知られざるお宝が眠っているかと思うと、本当にワクワクします。
午後からは埼玉にある国営武蔵丘陵森林公園を管理するスタッフの皆さんと関係者の一行が
長池公園へ視察見学に訪れました。はるばるお越しいただいたので、じっくり園内をご案内
しました。「50周年を迎える公園のこれからの50年を考えたい。」という熱い決意を伺い、
私たちも身が引き締まる思いです。今度はこちらが森林公園へ伺って学びたいと思います。