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朽ち木の中から大発見

1月27日、午後の里山保全隊は10名が参加、第二デッキ対岸斜面のササ刈りを行いました。

足場の悪い場所ですが、皆さん注意深く作業を進め、事故なく終えることができました。

足もとに突出していた朽木を割ってみると、思いがけずイシハラカメムシの成虫を発見!

このカメムシはミツバウツギ単食性の希少な種類です。これまでも、夏場にながいけの道の

ミツバウツギで何度か出会っていますが、どこで冬越ししているのかは全く不明でした。

なんだカメムシか・・と言われそうですが、見る機会の少ない珍カメムシの冬の姿、そして

その越冬環境が判明したことは、私にとっては大きな収穫であり、感動的な出来事でした。

参考までに、こちらは昨年7月にながいけの道で撮影したイシハラカメムシの成虫です。

斜面に生えたヒノキの中に、樹皮が大きくめくれている箇所があり、剥がさないよう慎重に

内側を覗いてみました。予想どおり、複数のトゲヤドリカニムシが見つかっただけでなく、

エサキモンキツノカメムシ、タイショウオオキノコ、ホソナガニジゴミムシダマシ、

ヨツボシオオキスイ、そしてそれらを狙ってアオズムカデなどが集まっていました。

作業もそこそこに、越冬昆虫の宝庫を見つけることができて大満足の午後となりました!

里山保全隊の皆さん(1・2枚目)と、午前中の長池作業チームによる藤棚の剪定の様子です。

月曜日は作業班とボランティア(里山保全隊)の両輪で、長池公園内の手入れが捗りますね!

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