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暑さに負けずパーキッズ大活躍!

6月28日、新人スタッフのFさんが嬉しそうな表情を浮かべながら出勤してきました。何か

良い出来事があったに違いありません。すぐにカメラを取り出して、見せてくれました。

それがこちらの写真です。写っていたのは美しいコムラサキ!!先日のオオムラサキに続く

珍客といえるでしょう。長池公園では越冬幼虫こそ毎年見ていますが、成虫にはなかなか

出会うことができません。芝生広場のすぐそばのコナラの樹液に飛来していたそうです。

朝の用事を済ませてからダメ元で見に行ってみると、すでに姿はなく、代わりに(?)こんな

花が林縁に咲いていました。野生化した「コムラサキ」です。そうです、負け惜しみです。

でも、私も朝からいいことがありました。昨年、宇津貫緑地から系統保存のために一部を

頂戴し、自然館中庭のナンテンの根元に定植してあったシロバナイナモリソウが開花した

のです。植えた直後は暑さで“ほうれん草のお浸し”のようになっていたので、根付くか

どうか心配していました。写真は第1花ですが、蕾も複数あるので、ともかく一安心です。

シロバナイナモリソウは、東京都では自生地が非常に限られた植物で絶滅に瀕しています。

イナモリソウという植物がありますが、その白花というわけではなく全く別種の植物です。

さて、この日はパークキッズレンジャー(パ-キッズ)の活動を長池公園で実施しました。

1ヶ月前に仕掛けておいたセンサーカメラの回収を行いつつ、やはりいつも通り、生きもの

探しに奔走する面々であります。最後はPCでセンサーカメラの撮影結果を確認しました。

写っていたのは、ホンドタヌキ、ニホンアナグマ、ハクビシン、アライグマ(減少?)という

定番4種のほか、アカネズミ、コジュケイ、ガビチョウなど。あーだこーだと楽しく鑑賞。

暑いのに、子ども大人もとにかく元気!はじける笑顔、止まらないワクワク・・これぞ、

パーキッズですね!昆虫だけを撮るのがもったいなくて、後ろのお顔の表情もハイチーズ。

※人員の都合で私一人が担当したため、一部の写真を参加者からお借りして掲載します。

センサーカメラの回収時に、子どもたちと一緒に観察できた動植物の一部をご紹介します。

順に、アカハナカミキリ、ノコギリカミキリ、ホソカミキリ、センノ(センノキ)カミキリ、

ヨツスジトラカミキリ、ヒメカメノコテントウ(4紋)、アカボシゴマダラ、マンネンタケ、

ハクビシン(糞)、ジュンサイ(園内自生)、イヌヌマトラノオ(種間雑種)、オニスゲです。

行く先々でカミキリムシの仲間と巡り合うなど、夏らしい昆虫の観察日和となりました。

なお、公式の活動は午前中いっぱいで終わりですが、ほとんどのメンバーが夕方まで残り、

自主的に、アメリカザリガニの駆除やテラスの備品の片付けなどを頑張ってくれました!


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