4月8日、木々の葉が一気に芽吹いてきました。新緑の中、満開のヤマブキが映えますね。
自然館の前庭では、ヒトリシズカが咲き、アマドコロも開花まであと少しというところ。
オオシマザクラが見頃を迎えたやまざと広場では、カントウタンポポのお花畑が一面に!
例年、この芝生には黄色い絨毯が出現します。観察は晴れの日の午前中がおすすめです。
軽トラの前を横切ったカラスが何かを咥えていました。よく見てみると、麻ヒモでした。
脚で片方を押さえて、嘴を使って器用にほぐしています。巣の材料調達に違いありません。
翌日の大雨に備えて姿池の栓を開けにいくと、珍しくチョウゲンボウが飛んでいきました。
足もとには、ツメクサ三兄弟(キヌイトツメクサ・イトツメクサ・ハマツメクサ)が開花中。
これらについては、引き続き分布拡大動向の調査を続けており、情報を募集しています。
特にキヌイトツメクサとイトツメクサは、この数年の間で急速に分布を広げています。
それぞれの特徴などは昨年の記事をご覧下さい。ツメクサ探求レポート (h-yugi.org)
姿池を見下ろす法面では、マルガモ(カルガモ×マガモ)の雄がお花見(?)していました。
こちらはせせらぎ緑道(お月見公園下流、せせらぎ北団地側の歩道沿い)のコケリンドウ。
午前中は日が差していたので、花もよく開いていました。とても可愛らしいサイズです。
ニュータウンエリアはフデリンドウばかりで、コケリンドウにはなかなか出会えません。
南大沢八幡神社の入口付近にあったものは工事で姿が見えなくなってしまったので、
由木地区全体で見ても、現在では鑓水や中山方面の谷戸に点々と見られるのみです。
ニュータウン内に残る貴重な生育地、いつまでも大切に見守っていきたいものですね。
夕方から、雨がパラパラと降り出しました。緑地の作業を早めに切り上げた皆さんと、
某所でエナガの巣を観察しました。雨ざらしで大丈夫なのか心配になってしまいますが、
外装のコケと内装の羽毛で、内部はしっかり保温されているのでしょう。親鳥が出入り
する様子は見られず、抱卵中の可能性が高いので、近付かずにそっとその場を離れました。
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