宮上中学校職場体験と別所小学校教員研修
- ひとまちみどり由木 指定管理者
- 7月6日
- 読了時間: 2分
7月2日、2日目となる宮上中学校の職場体験は、1人が加わって4人で活動してくれました。
この日も猛暑となりましたが、掲示物の貼り替えや外来植物の駆除、缶バッジの製作などに
取り組みました。彼らは園内を廻りながら、生きものたちとの出会いにも目を輝かせます。
ピークを過ぎたオカトラノオには、白と黒のコントラストが美しいダイミョウセセリの姿。
集められた小枝では、シナノクロフカミキリなどの小さなカミキリムシが見つかりました。
体験ゾーンの田んぼに面した土手や湿地で、特定外来生物のワルナスビが咲いているのが
以前から気になっていたので、この機会に、抜き取り作業を一緒に手伝ってもらいました。
トゲが刺さらないように厚手の軍手を装着。いざ抜き始めると、未開花の小さな株もあり、
想像以上に群生しています。最終的には250個体を駆除することができました。これだけの
数を抜き取っておけば、今後、体験ゾーン全体に広まるのを防げたのではないでしょうか?
職場体験では、一つ一つの仕事について、作業の意義を理解してもらうことが大切ですね。
午後からは、別所小学校の先生方によるフィールドワークが行われ、案内を担当しました。
総勢18名の先生方が参加して下さりました。前半は長池公園の体験ゾーンまで往復しつつ、
様々な保全の取り組みや里山のレクチャーを行いました。初めての方はもちろん、何度も
長池公園にいらしている先生方も、普段は子どもたちを連れていて余裕が無いこともあり、
改めて公園や里山への理解を深め、今後の授業や連携の参考にすることができたようです。
何より、先生方が子どものように感動し、楽しみながら歩いて下さったのが印象的でした。
後半からは公園のスタッフも参戦し、先生方と長池公園の職員とで交流会を実施しました。
親睦を深める機会はなかなかとれないので、有意義な時間になったのではないでしょうか。
姿池清掃、樹名板づくり、研究授業の連携など様々なアイディアも出てきたので、今後も
子どもたちへの教育を通して、二人三脚でこの街をより豊かにしていけたら良いですね!