8月2日、自然館展示室1の標本展示の入れ替えなどで、南大沢のヤマザキ動物看護大学へ
お邪魔しました。公園緑地内で拾得されたり駆除されたりした生き物の死骸を大学の研究で
活用していただいており、そんな不思議な連携関係をかれこれ10年以上も続けてきました。
構内に停めた車を降りたところで小鳥の尾羽を拾いました。表側を見ると外縁側がなんと
ブルーに輝いているではありませんか・・すぐにピンときました。イソヒヨドリの尾羽だ!
南大沢駅周辺では何つがいか繁殖しており、姿を見る機会こそ多いのですが、集団行動を
行う鳥ではないので、羽も滅多に落ちていません。私にとっては初拾得の種類でした。
幸先の良さにすっかり上機嫌でいると、今度は駐車スペースから見える空地に見覚えのある
ピンクの花が咲いていました。こ、これは・・!地中海沿岸原産のハナハマセンブリです。
このブログでは3度目の登場となりますが、まさか地元で出会えるとは思いませんでした。
ハナハマセンブリは沿海部に多い外来種です。ただ、内陸部でもこれから確認事例が増えて
くる予感がします。よく似たベニバナセンブリとともに、今後の動向に注目しましょう。
思わぬ発見の連続に本来目的を忘れそうになりつつも、しっかり仕事は果たしてきました。
2台の車に動物たちの標本が積み込まれていきます。その多くは北野環境学習センター内の
生き物展示室1周年記念イベントで使われるものですが、一部は自然館にも展示されます。
ニホンアナグマの剥製も自然館展示に仲間入りを果たしましたよ!ぜひ生でご覧下さい。
おまけ。長池公園内の花壇づくりで活躍されている「長池ガーデニングクラブ」さん向けに
アナベルクレッセントリースの講習会が行われました。素敵な作品がたくさんできました!
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