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姿池の主役と名脇役

  • May 9
  • 3 min read

5月5日、今年も姿池にサナエトンボの仲間が姿を見せているとのことで、午前中、発生状況を見に行ってみました。

姿池に着くとすぐに、アオサナエ(上段2枚)とホンサナエ(下段2枚)が出迎えてくれました。そーっと近付いてみると

逃げずにその場にとどまってくれたので、じっくりと観察することができました。どちらも平地から丘陵地にかけて

河川中流域の水辺に生息するサナエトンボの仲間で、東京都では絶滅危惧ⅠB類(VU)に指定される希少な種類です。

姿池ではここ数年は安定して発生していますが、開園当初からしばらくは記録が無く、最近になって見られるように

なりました。鮮やかな緑色をしたアオサナエは、トンボファンのみならず、通りすがりの方もつい足を止めるほど!

個人的に、長池公園ではホンサナエのほうがレアキャラ感があるのですが、こちらは寸詰まり体型で色も地味です。

居合わせたトンボ好きという二人組と撮影に熱中していると、虫捕り網を持った元気いっぱいの少年が現れました。

彼はまだ小さいのにとてもトンボに詳しく、大人顔負けです。親御さんによると、トンボにドハマり中で休みの日は

近隣の公園で気付けば一日中、トンボを追いかけているのだとか。そんな彼も2種のサナエトンボは初めての出会い。

私にまで、その感動が伝わってきました。そしてなぜか飛び去ってしまったはずのトンボが気付くと少年の足もとに

戻ってきて翅を休めています。上の写真、彼は飛翔するギンヤンマに夢中ですが、その足もとにはアオサナエが笑。

こどもの日に、童心を思い出させてくれてありがとう。これからも夢中になれることに全力で取り組んで下さいね!

一方、この時期の姿池には、主役のトンボたちと比べてほとんど知られていないながらも、ぜひとも見ておきたい、

ある昆虫がいます。それは草原性植物のカナビキソウを宿主植物としているカメムシ、シロヘリツチカメムシです。

(環境省のレッドリストでは準絶滅危惧(NT)に指定されていますが、東京都では今回は評価対象外となっています。)

ブログで何度か登場しているミツボシツチカメムシに似ていますが、ひと回り大きくて、背中に斑紋がありません。

姿池斜面草地に点々と生えるカナビキソウは、今ちょうど白い花が咲いているので簡単に見つけることができます。

それらを丹念に見ていくと、赤と黒のツートンカラーが派手なシロヘリツチカメムシの子どもたちを発見しました。

成虫はなかなか見つかりませんでしたが、諦めきれずにふらふらしていると・・地上を歩いているこの子はもしや!

シンプルながらも、想像以上に魅力的なデザインでした。これは一見の価値アリ。皆さんもぜひ探してみて下さい。

おまけは自然館エントランスと中庭のシジュウカラの近況。雛たちはすくすく成長しています。親鳥も大忙しです!


 
 
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