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夏のフジと夏のユリ

7月11日、巡回当番で鹿島方面を廻った帰りに、いくつか気になる植物を見て廻りました。

松が谷の交番裏手(大塚公園外縁部)の植栽に絡んでいるナツフジが見頃になっていました。

7月初旬頃から咲き始め、藤よりも小ぶりの葉とクリーム色の花が特徴の美しいつる植物。

南方系の植物で、西日本では普通に見られますが、首都圏には自然分布していません。

この群落も、植栽樹木か造成土とともに他所から持ち込まれたものが定着したのでしょう。

私たちにとっては馴染みの薄い存在のナツフジ。未見の方はぜひ見に行ってみて下さい!

大塚東公園では、地元の方が支柱とラベルを付けて下さったヤマユリが豪華に咲きました。

通勤通学で使う方も多い松が谷遊歩道からよく見えるので、多くの方が足を止めています。

一方、長池公園の外周バス通り沿いでも群落のヤマユリが少しずつ咲き進んできました。

その可憐な花姿もさることながら、顔を近付けてみると爽やかな香りが漂ってきますよ!

盛夏に見頃を迎えるもう一つのユリがこちら。鮮やかなオレンジが目を引くオニユリです。

古くから国内で栽培されており、自生なのか大陸・半島由来なのかはっきりしていません。

一番の特徴は葉の付け根に多数のムカゴを付けることで、このムカゴで栄養繁殖します。

写真のオニユリはせせらぎ緑道沿いで撮影したものです。・・今年はもしかして当たり年?

ついでに、せせらぎ緑道の花風景も紹介します。順に、オニユリ、ミソハギ、オグルマ、

ミクリ、ヒメガマ、ナルコビエです。歩くたびに水辺の彩りが変化していくせせらぎ緑道。

涼しい曇りの日や朝夕の散策がおすすめです。特に下流では様々な花が出迎えてくれます。


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