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可愛い害虫2題

6月9日、先月から残っていた、姿池末端の法面上部の草刈りと植栽手入れを実施しました。

うっかり写真を撮り損ねてしまったのですが、この芝地にはワタリミヤコグサという珍しい

外来植物が群生しており、早いものはすでに咲き始めています。これから咲くと思われる

成長中の株も点々と見つけたので、その周辺は手刈りに切り替えて刈り残しておきました。

ところで、この時期はどこへ行っても“貧乏草”ことヒメジョオンの花が目立っています。

そんなヒメジョオンを一つずつ見ていくと、必ずといっていいほど見つかる甲虫がいます。

カーキ迷彩のような模様が可愛いヒメマルカツオブシムシです。白が好きなようで、白い

花にやってきていることが多い種類です。一般的には害虫として知られており、特に繊維が

食べかすなどで汚れた部分などを好む特性があるため、知らずに洗濯物や着衣にくっつけて

きてしまうと、大変なことになります。幼虫期間が1年弱と長いことでも知られています。

近所でヒメジョオンの群生しているところがあれば、ぜひ愛らしい姿を探してみましょう!

この日は、もう1種、小さな甲虫に注目しました。よく見るクロウリハムシかと思ったの

ですが、何だか様子が違う気がしたので写真に撮ってから調べると初めて見る種類でした。

物は試しで「ウリハムシやクロウリハムシに似たハムシ」とワード検索をかけてみると、

なんとその名も「ウリハムシモドキ」という見たまんまの名前の甲虫がヒットしたのです。

じつはこの子も可愛さとは裏腹に、畑の作物などを食べ尽くしてしまう害虫として名高い

存在だということがわかりました。私なんかは観察して楽しむだけなのでお気楽なもの

ですが、農家さんにとっては厄介極まりないことでしょう。可愛いだけじゃ、ダメですか?

おまけは午後から市内某所での調査にて。ツバメシジミ、ハマハナヤスリ、ナツハゼです。

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