6月14日、次々に開花している鉢植えのジュンサイ、この日は2つ花が同時に咲きました。
どちらも開花1日目の雌性花です。こんな光景が見られるとは、なんだか夢のようですね!
中庭テラスの見どころはジュンサイだけではありません。アザミの葉上には陸生ホタルの
一種、クロマドボタルが姿を見せました。成虫は光りませんが、幼虫は弱い光を放ちます。
だいぶ前に、ある里山で夜の散策を楽しんでいた時、無数のクロマドボタルの幼虫が
発光しているのに出会ったことを思い出しました。辺り一面、本当に幻想的な光景でした。
話を戻すと、壁には羽化したばかりのオオシオカラトンボやナミアゲハもいました。
さて、この日も先日に続き別所小学校の授業対応でした。2年生の昆虫探しの授業です。
彼らと昆虫を探すのはこれが2回目ですが、みんなとはすっかり打ち解けてしまいました。
館内でのお話も早々に外へ出ると、こちらが説明する暇もないくらい、どんどん昆虫を
見つけてきては質問してきたり、教えてくれたり、私たちスタッフも大忙しの展開に!
探す、見つける、これだけでも凄いことなのに、探して見つけた昆虫のことを、表現して
伝える、アウトプットすることができるというのは、大人でも難しい素晴らしい力です。
込み合った藪の中、タラノキの枯れ葉にしがみ付くカミキリムシを見つけた子がいました。
つい私も声をあげてしまいました。「え!?これが見えたの?神の目だわそれは!!」
せっかく見つけてくれたので、うっかり落ちて逃がさないよう、慎重に容器へ移します。
正体はビロウドカミキリでした。この短時間でカミキリムシだけでも4種類の大収穫です。
そしてこの日、最後に観察できた生き物は大きなアオダイショウでした!もう一人の
スタッフが上手に捕まえてくれたので、近くで見たり触ったりすることができました。
里山生態系の高次消費者であるヘビとの出会い。授業のまとめにも一役買ってくれました!
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