6月16日、別所小1年生の生活科授業「生き物探し」を長池公園で実施しました。
到着直後に雷雨に見舞われたため、急遽、室内レクチャーで雨が止むのを待ちます。
とにかく、みんな元気いっぱい!館内に子どもたちの歓声が響き渡る楽しい時間でした。
話の終盤、みるみると雲が晴れて青空が出てきたので、これなら大丈夫、ということで
予定していた園内での虫探しも行いました。草むらにはバッタ、キリギリス、コオロギ類の
赤ちゃんが無数にいて、夢中になって追いかけたり、捕まえたりして盛り上がりました。
虫が苦手な子や草むらに入ることを躊躇する子も中にはいるだろうと予想していましたが、
ほとんどの子が興味津々。この時期に見られる直翅目の昆虫はサイズがまだ小さく、
捕まえて観察しやすいこともあり、虫に慣れてもらうのには最適だったのかもしれません。
1年生なので、まずは生き物だらけの草むらで思い思いに楽しく過ごすことが最優先。
私たちをとりまく環境について知り、味わうことから「生活」の実践や学びが始まります。自然に意識を向ける“はじめの一歩”にふさわしい体験を提供できて良かったです!
写真は、オオカマキリ、シラケトラカミキリ、クビアカトラカミキリ、コガタルリハムシ、
アカガネサルハムシ、ツチイナゴ、授業風景です。(※解散後に見られた昆虫も含みます。)
自然館へ戻ると、悲しい出来事が待っていました。中庭に、窓ガラスにぶつかって息を
引き取ったモズが転がっていたのです。模様などから、今年生まれの若鳥のようです。
バードストライク防止のために、窓ガラスにシールを貼るなどの対策を施していますが、
それでも、場慣れしていない若鳥や渡り鳥、猛禽類から逃れてパニック状態の小鳥などは、
気付かずにぶつかってしまうことがあり、事故を完全に防ぐことはできません。合掌。
ところで、長池公園の外周バス通り沿いの草地で、オカトラノオが見事に開花しています。
揃いも揃ってみんな同じ方向を向いて咲き、なんだか先ほどの子どもたちのようですね笑。
その手前、長池公園西バス停からすぐの林縁部分では、希少種コイケマが咲き始めました。
由木周辺では、長池公園を含めてわずか2か所でしか発見されていない珍しいつる植物。
おちょぼ口の花は目立ちませんが、昆虫たちにとっては大人気の蜜源になっています。
センサーカメラの設置や姿池の閉栓作業などを終え、今日もトイレの鍵閉め帰りに田んぼで
ミドリドクダミ探し。居合わせた2人のスタッフも巻き込み、つい熱中してしまいました。
こうして私の野望である、職員の“雑草オタク化計画”は順調にコマを進めています笑。
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