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ワモンサビカミキリ

7月3日、ニイニイゼミ、ヒメハルゼミに続き、ヒグラシの初鳴きを確認しました。

深夜の雷には心底驚きましたが、梅雨明け前後は雷の多い季節でもありますね。


さて、今日はうだるような蒸し暑さの中、尾根幹線沿いの草刈りとつるとりを行いました。

ストックヤード外縁のフェンスには、様々なつる植物が所狭しと絡んでいました。

クズ、オニドコロ、ヘクソカズラ、ナツヅタ、ツルウメモドキ、アケビ、アオツヅラフジ、

ヤブガラシ、カラスウリ、ノダフジ、ナワシロイチゴなどなど。つる植物の楽園です。

花や実があればまだしも、今はほとんどが葉っぱだけの状態。そうなると、今度は茎や葉に

潜んでいる虫たちが気になってきます。枯れたクズにいるコブスジサビカミキリや

カラスウリに群れるカノコサビカミキリなど、じっくり探索したい気持ちを抑えて・・

一心不乱に作業していると、生き物を探している余裕などありませんが、意図せず

虫を連れ帰ってしまうことはよくあります。別のスタッフの上着にこんなカミキリムシが

しがみ付いていました。触角をぺたんと寝かせた姿が特徴的なワモンサビカミキリです。

サビカミキリ類の中では、動きが鈍くて穏やかな種類。樹皮や鳥の糞に擬態し、逃げ回る

よりも、じっとしているほうが天敵の攻撃を免れやすいことがわかっているのでしょうね。

自然館中庭のプランターでは、オカトラノオよりも遅れてヌマトラノオが開花しています。

同じサクラソウ科で黄色い花の湿生植物、クサレダマも第一デッキで咲き始めました。

夏の湿地はこれからどんどん楽しく賑やかになっていきますよ!



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