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ラッキョウの花と園内散策

11月12日、長池公園自然館の事務所前に植栽されているラッキョウの花が咲いています。

ラッキョウは初夏から夏にかけてが食べ頃(旬)ですが、花は秋に咲きます。

食べたことはあっても、その花を知っている方は意外と少ないのではないでしょうか?

由木地区では、農家の畑の周りや時に公園の芝生などに逸出していることがあります。

中国原産のラッキョウとそっくりな姿をした、ヤマラッキョウという植物があります。

こちらは日本の山野に自生する在来種で、東京にも分布するそうですが、私は都内では

まだ見たことがありません。ラッキョウよりも一寸背が高く伸び、花の付く柄(小花柄)は

より短くコンパクトにまとまる点が特徴です。葉の断面の形などにも違いがあります。

こちらに掲載されているヤマラッキョウの写真は、私が大学生の頃、先輩に連れられて

歩いた大菩薩嶺の稜線で撮影したものです。時期的に、他の草花がほとんど咲き終わって

いたこともあり、道々で出会うヤマラッキョウの桃色に癒されたのでした。

この写真の撮影後、予定よりも下山が遅くなり、登山口へ辿り着く前に日が暮れました。

そして暗闇の中で笹藪を掻き分けて進んでいる時に、ツキノワグマと遭遇したのです。

荒々しい息遣いが聞こえてくる度に身震いし、恐怖で生きた心地がしませんでした。

その後、仕事でツキノワグマの捕獲や奥山放獣の現場に関わる機会があり、改めて

クマの力強さを目の当たりにすることになるのですが、やはりこの時の接近遭遇の恐怖は

未だに鮮明な記憶として残っています。今年は各地で“アーバンベア”と呼ばれる

都市近郊型のクマの出没が話題になっているので、私も市内西部で植物調査を行う際は、

細心の注意を払って行動しないといけませんね。ラッキョウの話から脱線してすみません。

長池前の雑木林への入口付近ではリンドウが開花中。(※写真は曇天のため閉じています。)

モミジはまだ緑ですが、木々の葉が色付き始めました。写真はニシキギ、ミツデカエデ。

赤と黒の“二色効果”で小鳥たちを誘うゴンズイの果実が園内各所で目に付きます。

カキの実には様々な野鳥が集まっています。メジロたちが並んで順番待ちをして交代交代で

ついばんでいる実がありました。きっと、熟れて甘くなった柿はまだ数少ないのでしょう。

写真はありませんが、ながいけの道のエノキでは「バチッバチッ」と大きな音を立てて

イカルの群れがエノキの果実を採食していました。いよいよ、鳥たちの季節の幕開けです!

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