3月24日、長池公園のバス通り沿いの桜、ヨウコウがだいぶ咲き進んできました。
ヨウコウは、アマギヨシノとカンヒザクラを掛け合わせて作出された園芸品種の桜。
大きく育つことなくコンパクトな樹形の割に花付きが良く、その鮮やかな色彩も魅力です。
ところでこのヨウコウ並木、全部でいったい何本あると思いますか?
じつは以前気になって本数を数えたことがあります。その数、なんとちょうど200本!
その後、枯死してしまった木もありますが、数字に何か意図が隠れていそうな気が・・。
まあ、数えようなんて思うのは、おそらく私くらいではないかと思いますが笑。
これから次の週末にかけて、どこまでも続く“桜の花道”を楽しめることでしょう。
ヨウコウにすっかり気を取られて見逃してしまいそうですが、歩道沿いではケスゲが見頃。
写真は茎の先端にある雄花の集まりが開花している状態で、これらに隠れるようにして、
その下に複数付いている雌花の集まりがあります。スゲの仲間の多くは、雌雄異熟といって
雄花と雌花が時期をずらして熟します。自家受粉するのを回避するための戦略ですね!
ちなみにこのケスゲ、他のスゲとは簡単に見分けることができます。茎の下のほうを見ると
葉鞘(茎を包み込んでいる葉の一部)や葉そのものに、白い毛がびっしり生えているのです。
このような特徴を持つ身近なスゲ類はケスゲ以外になく、名前の由来にもなっています。
芝生広場では、恒例の「みどりの遊び市」が開催され、多くの人で賑わっていました。
地域のイベントとしてすっかり定着した感があり、出会いや交流の場になっています。
長池公園が、人々の“居場所”や“拠り所”として輝く姿は本当に美しいものですね!
さて、最後にイベントの告知です。来年度、長池公園では「季節の自然観察会」を
不定期で開催することになりました。テーマなどは設けず、あるがままを観察します。
都合により、開催日は平日が中心になる予定です。(土日休みの方、ごめんなさい!)
第一弾を4/25(木)9:30~12:00に開催します。どなたでもご参加いただけますが、
自然館への問い合わせのみ受け付けます。受付先着順となりますのでお申込みはお早めに!
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