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ヤノナミガタチビタマムシと落ち葉かき

1月17日、秋葉台小学校のびのび学級の皆さんと、秋葉台公園で落ち葉かきを行いました。

野鳥観察や田んぼの授業で長年関わってきた秋葉台小学校ですが、落ち葉かきは初めての

試み。私たちスタッフもドキドキしながらケヤキの広場で子どもたちの到着を待ちました。

すでにほとんどの葉を落としたケヤキですが、やはりポロポロと剥がれかけた樹皮の裏が

気になります。次回の授業は冬越しする生きものがテーマなので、少しめくってみました。

まず驚いたのは、極小なタマムシの一種、ヤノナミガタチビタマムシがたくさん出てきた

ことです。食樹とするケヤキで越冬する甲虫の代表格で、何ともいえない魅力があります。

ルーペで見ると背中に特徴的な波状模様があり、これが見えると得した気分になるのです。

そのほか、いずれも定番種ですが、ヒレルクチブトゾウムシ、ヒメコバネナガカメムシ、

ハイイロフサヤスデなどがごろごろと出てきました。ケヤキ樹皮下で冬越しをする生物は

なぜか名前の長い種類が多いので、名前を覚えるのが大変です。でも、名前を知ることは

生きものと親しむ第一歩なので、噛まずに言えるよう、呪文を唱えていきたいと思います。

まだ4種類しか挙げていないのに、生物の名前を足しただけで合計43文字になりました笑。

さて、こちらが落ち葉かきの様子です。落ち葉ストッカーがすでにいっぱいだったので、

急遽、集めた落ち葉は軽トラの荷台に運び入れることにしました。作業後のお楽しみは、

荷台の落ち葉プール!落ち葉を掛け合ったり、埋まったり、思い思いに楽しんだのでした。

落ち葉をかき終わった広場は地表が露わとなり、点々と雑草の越冬葉が姿を現しました。

この日の作業によって、春になるとたくさんの草花が生き生きと開花してくれるはずです。

授業の終わりには、何人か代表して感想をコメントしてくれたのですが、そのうちの一人が

一言、「来年もまたお願いします。」と率直な思いを伝えてくれたのは嬉しかったですね。

皆さん楽しく取り組んでくれたので、ぜひとも恒例行事になったらいいなと思っています!


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