4月17日、長池公園の外周バス通り沿いの緑地管理作業中に、面白いものを見つけました。
花びらが葉化したタチツボスミレの一品種、ミドリタチツボスミレです。
葉化の度合いによる違いなのか、様々な色や形のものがあり、見ていて飽きません。
これらの多くは距(中に蜜のある突起)も消失していて、不自然に上を向いて咲いています。
長池小学校入口バス停から長池公園西のバス停にかけての範囲に、点々と見つかりました。
葉化現象のメカニズムについて、詳しくは3月29日の記事をご覧いただければと思います。
昨日の記事に載せたキュウリグサの帯化個体といい、カワリモノと縁がある今日この頃。
身近な植物でも、よくよく観察してみれば楽しい発見に満ち溢れているものですね!
そのほか、アリアケスミレ(左のスゲ類はノゲヌカスゲ)、ヒゴクサ、モエギスゲなどが
ありました。モエギスゲは、中央からツンと飛び出した雄小穂の模様がとってもオシャレ!
長池前広場に続き、ここでもトヨラクサイチゴが咲いていました。やはり葉形が独特です。
長池公園では希少なハルニレの幼木。最初に見つかった時よりもだいぶ大きくなりました。
ブログ登場3回目のアシナガオトシブミは、黒化が進んで前胸も脚も黒くなっていました。
色味が変わると、印象もだいぶ違います。図鑑でよく見るのはこちらのタイプですね。
最後は今日のとっておきです。シロダモの新しい葉が次々と芽吹いてきました。
別名の“うさぎのみみ”は、この芽吹きの様子をウサギの耳に例えたといいます。
確かに、色や形、毛の触り心地といい、垂れ耳のウサギさんそっくりです。
今年は兎年ですので、皆さんもぜひ“うさぎのみみ”に会いに行ってみて下さい!
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