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ミツバツチグリのお花畑

4月11日、樹木点検中、松が谷のいせまいり公園で目に飛び込んできたのがこちらの光景。

公園の一角が黄色に染まっています。近付いてみると、満開のミツバツチグリの群落です。

里山の雑木林ではよく見る植物ではありますが、こんな場所に、それもここまで高密度の

群落は珍しいのではないでしょうか。じつはこの光景、いせまいり公園では毎年見られる

珍百景の一つです。住宅街の中の小さな児童公園なのに、フデリンドウやヒメウズといった

里山植物も自生しています。ポテンシャルの高さを生かして管理していきたいところです。

ミツバツチグリの花をアップに撮ってみました。「ヘビイチゴといったい何が違うの?」と

思われた方は、以前まとめたこちらの記事をぜひ参考にしてみて下さい!雑草の見分け方②

ところで、午前中は緑地管理チームで堀之内東山はぐくみの森緑地の手入れを行いました。

東山住宅を取り囲むように残された広大な緑地の一角に、19住区の開発の際に造成工事で

失われてしまう運命にあった植物たちを一斉に移植し、保護しているエリアがあります。

全部で4か所、容易にアクセスできない樹林地内にあり、全てフェンスで囲われています。

4か所の保護エリアを順番に廻り、侵入したタケや笹、落枝、常緑樹の実生などを除去して

整備しました。移植されたタマノカンアオイ、エビネ、アマナ、サイハイランなどのほか、

ハンショウヅル、イワガラミといった林床の自生植物も元気に葉っぱを広げていました。

順にイワガラミ、ケヤキ、コナラ、ニオイタチツボスミレ、サクラタチツボスミレ(品種)、

コマルハナバチ、アオバナアオキ(品種)、オオクジャクシダ、ニホンノウサギの食痕です。

何とかまだノウサギも健在のようで何よりです。食痕や糞を見つけると想像が膨らみます。

作業チームの皆さんと、木々の芽吹きや草花の美しさを楽しみつつ、良い汗を流しました。

おまけ。作業中、林床にアオバトの初列風切羽が落ちていました。やっぱりいるんだな~!


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