12月12日、特別保全ゾーン内にあるハンノキ林の湧水湿地にミソサザイがいました。
ミソサザイは日本最小クラス(全長10.5cm)の小鳥です。奥多摩など、山地の渓谷で繁殖し、
冬期は丘陵地や平地の水辺林などへ、越冬のために渡ってくる漂鳥として知られています。
長池公園周辺にも越冬に適した谷戸環境が豊富にあり、例年、複数箇所で確認しています。
今年初認のミソサザイは、薄暗い藪の中を「チュッチュッ」と盛んに鳴きながら移動して
いました。四苦八苦の末、証拠写真を撮影できましたが、何ともお粗末な仕上がりに・・
実物はもっと可愛くて魅力的なので、一度見たら心を掴まれること間違いありません。
いつものメンバーにも挨拶を忘れずに。長池のマガモ、エゴノキの実を食べるキジバト、
そして“アゴサングラス”のアオジ。サングラスに見えるのはヌスビトハギの果実です!
夕方、自然館の雨樋いでメジロの集団水浴びが見られました。この雨樋いはいつも大繁盛。
手前の縞模様は水浴びの痕跡です。不自然なシミを見つけたら、それは彼らの仕業かも!
冬は野鳥に目が行きがちですが、できるだけ幅広く自然を取り上げていきたいと思います。
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