9月7日、由木地区内のある谷戸の湿地を調査中、ホソミイトトンボを見つけました。
その名のとおり、イトトンボの中でも特に細い種類です。ホソミイトトンボには「夏型」と
「越冬型」の成虫が知られていて、出現する時期や外見が異なっています。
7月5日の記事で産卵の様子を紹介した成虫は夏型、今回見つけたのは越冬型です。
夏型は晩夏には姿を消してしまいますが、越冬型は8月くらいから発生してきます。
夏型の産んだ卵から孵化したヤゴが成長し、羽化した成虫が越冬型ということですね。
そして秋になると、全身が枝のような地味な色に変化し、冬越しの準備に入ります。
これまでに私が観察したホソミイトトンボの記録月を振り返ってみると、4月、5月、
8月、9月、10月、11月でした。果たして、今年は越冬中の姿を見つけられるでしょうか?
一方、長池公園では松木中学校と由木中学校の職場体験生が、この日も大活躍!
姿池の台風対策、センサーカメラの設置と回収、館内の展示製作などに取り組みました。
松木中学校は最終日でしたが、最後まで笑顔が絶えず、私たちも元気をもらいました。