2月4日、朝から雨がパラつく中、パークキッズレンジャーの定例活動を実施しました。
当初予定していた池掘りは安全を考慮して午後に持ち越しとし、インセクトホテルと巣箱を
解体して中身を解析、みんなで観察することにしました。後半は天気も回復してきたため、
外に出て冬越しする生き物探しを行いました。驚くような発見の連続で大盛り上がり!
大人も子どもも夢中になって、寒さも吹き飛ぶとても賑やかな活動になりました。
観察した生き物などをメモしておきます。一部は展示室1に実物を展示してあります。
●巣箱
ヤマガラ(巣材)、シジュウカラ(巣材・卵殼)
●インセクトホテル
オオフタオビドロバチ(古巣)、コクロアナバチ(古巣・幼虫・オナガササキリ死骸)、
バラハキリバチ(古巣・成虫)、ラクダムシ(幼虫)、マダラマルハヒロズコガ(幼虫)
カメノコテントウ(成虫)、オカダンゴムシ、クモ類
●ツワブキ葉裏
ホシヒメヨコバイ(成虫)
●コナラ樹皮
ヘラクヌギカメムシ(卵塊)
●ケヤキ樹皮
クロハナカメムシ、ヒメコバネナガカメムシ、アトホシヒメテントウ、
ヤドリノミゾウムシ、キハダエビグモ、キハダカニグモ、アリグモ、ハイイロフサヤスデ
活動の様子です。当日の朝にひらめいたプログラムとは誰が想像したことでしょう笑。
パーキッズの活動はいつも、子どものキラキラと大人のワクワクに支えられているのです。
午後は、居残り組のパーキッズの皆さんと実習中の大学生に協力してもらい、第一デッキの
湿地と上流の水路を掘り込みました。みんな泥だらけになりながら頑張ってくれました。
この湿地はミヤマシラスゲなどの湿生植物が繁茂しており、それらの枯草が地表を覆い、
しっかりと根を張っていたため、乾燥が進んでいました。ミズニラ、コマツカサススキと
いった希少植物にとって、湿地の再生と攪乱はとても大事な作業です。ご覧のとおり、
だいぶ池らしくなりました。春、産卵に来るヤマアカガエルたちも喜んでくれるかな?
パーキッズの皆さん、実習生のHさん、まるまる一日、本当にお疲れさまでした!
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