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バケヌカボと“ど根性イヌワラビ”

7月13日、夜にベランダへ出ると、イソシギが盛んに鳴き交わしているのが聴こえました。

「チーリーリー」と爽やかな声が夜空に響き渡ります。名前とは裏腹に内陸部の淡水域を

好む水鳥で、大栗川でよく見かけますが、夜は住宅街を通って移動しているのでしょうか。

ところで先日、松が谷でイネ科の雑草、バケヌカボを観察しました。大塚公園バス停から

傘松坂歩道橋をくぐって少し進んだ歩道脇に群生しているのを数年前に発見したものです。

花は地味で目立たないし、似たような種類ばかりのイネ科植物には誰も見向きもしません。

コヌカグサやハイコヌカグサなどの類似種と見分けるためには、1つの花序に有芒の小穂と

無芒の小穂が混ざることなどを確認する必要があり、それはそれはマニアックな世界です。

バケヌカボという、まるで妖怪のような名前の割には、品のある美しい雑草だと思います。

もう一つ、別の話題です。梶川公園で面白いところから生えた雑草(シダ植物)を発見!

1枚目だけ見てもよくわからないと思いますが、だんだんアップにしていくと・・なんと、

ベンチの支柱に生じたわずかな隙間から、イヌワラビの幼株が仲良く顔を出していました。

最後にお知らせです。当ブログでは様々な植物を紹介してきましたが、それらの生育場所に

ついて明記するか否かについて、現時点での考え方や判断基準などをまとめてみました。

「どこにありますか?」といった問い合わせをいただくこともあり、整理した次第です。

こちらに示した理由から、生育場所については必ずしもお答えできるとは限りませんので、

ご理解下さい。可能な範囲で、植物好きの皆さまのお役に立てればと思っております。

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