3月4日、長池公園の第二デッキでは、ネコヤナギの花穂が枝に可愛らしく並んでいました。
互いに少し距離を取っていたり、身を寄せ合っていたり。何だか本当に猫に見えてきます。
芝生広場やさくらトイレ付近では、先日蕾をご紹介したサンシュユが花開きました。
ついこの前まで果実をメジロが食べに来ていたと思ったら、あっという間に開花期です!
自然館正面入口付近ではマンサクが見頃。オオバヤシャブシも雄花序を垂らしています。
冬の間はしばらく殺風景だったゴマギも、瑞々しい若葉が芽吹き始めていい感じです。
林床の草花は、まだ先日ご紹介したアオイスミレくらいしか目に付きませんが、よく見ると
スゲの仲間がいくつか穂を出し始めています。写真は大型のスゲ、ミヤマカンスゲです。
スゲは種類が多いし区別が難しいからパス!という人も、今ならまだ種類が少ないですし、
この時期に“葉幅が広くて大きな株を作るスゲ”はミヤマカンスゲ一択なので、悩むことは
ありません。ぜひ、これを機会に地味なスゲ属植物も無視せず可愛がってあげて下さいね!
・・ということで、今日は緑地管理作業の合間に観察した植物の便りをお届けしました。
自然館の入口を入ってすぐのコルクボードに、長池公園で見られる早春の植物一覧表を
掲示しましたので、これから4月頃にかけて、植物散策の際はぜひ参考にしてみて下さい。