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ニホンヤモリ

10月26日、来週から長池公園で始まる専門学校東京テクニカルカレッジの実習に先駆けて、

都内のキャンパスで事前学習を実施してきました。1時間半の授業を4コマの長丁場です。

小テストなどが予定より早く終わったので、学生たちを連れて、近くの神田川まで散策。

通い慣れたキャンパスでも、周りの街並みや自然に目を向ける機会は意外と少ないようで、

川まで歩いたのは初めてという学生がほとんどでした。気分転換にもなったことでしょう。

川沿いの並木にはスプリングの樹名板が取り付けてあったので、もしかしたら・・と思って

そっと札をめくってみました。思ったとおり!隙間でヤモリが一休みしていました。

都内の緑道や街路樹に設置された樹名板の裏には、かなりの確率でヤモリが潜んでいます。

以前、プレート裏に産み落とされた卵を紹介したこともありましたね。

それにしても、見事な溶け込みようです。万が一、私のような脅威に居場所がバレて

しまったとしても、すぐさま樹皮をよじ登ってじーっとしていれば、ほらこの通り。

ニホンヤモリは、和名・学名・英名の全てに“日本”が入っているのにもかかわらず、

平安時代以降にユーラシア大陸から持ち込まれた外来種であるといわれています。

ニホンヤモリを記載発表したのはシーボルト。シーボルトが日本へ来日したのは江戸時代の

ことなので、その頃にはすでに家屋の守り番として江戸の町に溶け込んでいたのでしょう。

写真は散策しながら出会った動植物です。順に、ルリマツリに訪花するホシホウジャク、

ウラナミシジミ、カベイラクサ、キカラスウリの未熟果、クコ、ハタケニラ。

どんなに緑の少ない街中であっても、ちょっと目を凝らしてみれば、どっこい生きている

生き物たちの存在に気付くことができます。そして、街中ならではの草木を探す楽しみも。

さて、こちらは同じ“東中野”でも、地元は松が谷にある東中野公園の今日の光景です。

11月5日のかいぼりイベントに向けて、鴨池ではポンプによる水抜きや下準備が少しずつ

始まっています。鑓水中学校職場体験生と緑地管理チームを中心とする公園スタッフが、

胴長を着て水中のゴミ拾いや生物調査を実施しました。着々と水位が下がっていますね!

明日27日は早くも職場体験最終日。ラストはどんな作業体験が待っているかな?



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