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ナツヅタと続・麻疹草

11月26日、先日はヘンリーヅタを取り上げましたが、より身近に見られる落葉性のツタで

日本に自生する種類のナツヅタ(=ツタ)も、見事な実りと紅葉を披露しています。

吸盤のように見える付着根で、壁や幹に張り付きながらよじ登っていくのが特徴です。

実は干しブドウやムクノキのように少し潰れてくると完熟し、小鳥が食べに来るのも艶が

無くなってから。いったいどんな小鳥がこの実を運んでいるのか、これから要観察ですね。

真っ赤に色付いた葉は冬までには落ちてしまいますが、その落ち方がとても独特です。

葉身だけがはらりと落ちていき、枝には葉柄が棒状に残るのです。ナツヅタは花の咲かない

幼株では3出複葉の葉を付けることがあり、複葉だと各小葉がパラパラと落ちていくので、

もしかすると、その名残りで葉身だけが落ちる仕組みになっているのかもしれません。

来年は、ナツヅタやヘンリーヅタの花をしっかり観察してみたいと思っています。

ところで、9月10日の記事でハシカグサを取り上げ、名前の由来についても言及しました。

この時は開花株を採ってきてその変化を見ていたため、わかったようなわからないような、

自分の中ではまだ完全に納得できずにいたのですが、先日、何気なく目に入った結実期の

ハシカグサを見て、ハッとしました。葉の一面に、黒褐色の斑点が浮かび上がっているでは

ありませんか!これはまさに、医学書の写真などでよく見る麻疹の発疹そっくりです!

花が無いと特徴に乏しい植物なので、この時期、気に留めることなどありませんでした。

ましてや、湿ったところに生えているので、もし斑点の出ることを知らなかったら、単純に

葉が泥で汚れているとしか思えなかったはずです。ハシカグサのこうした特徴を発見し、

麻疹を連想して名前を付けるなんて、先人の観察眼、想像力にはぐうの音も出ませんね。

ちなみにかの牧野富太郎氏いわく、「語源はよくわからない。」・・さて真偽のほどは?

11月20日の記事の最後にクイズとして登場したこちらの木、正解はサクラでした!

紅葉も落葉も早い樹種の一つですが、今年の紅葉は特に見応えがありましたね。

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