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テングスケバとウラギンシジミの卵

8月15日、週末にかけて台風接近の予報があり、事前の対応に忙しい一日となりました。

パーキッズの子どもたちに加え、インターンシップの学生さんが4校計9名も集まったので、

皆さんにもたくさん働いてもらいました。洪水対策として、姿池の開栓やせせらぎ緑道の

落ち葉清掃、安全対策として各所の点検や園路の一部封鎖措置などを行い、大活躍でした!

作業メニューとしてはイベント運営や環境保全などが定番なのですが、舞台裏的ないわゆる

日常業務を体験できたこと、学生の皆さんにとってはかえって新鮮だったかもしれません。

夕方、自然館スタッフが、植え込みから伸びたヤマグワの若木に止まる不思議な昆虫を

見つけてくれました。とんがり頭にカラフルなストライプ柄、透明の翅がとても独特です。

ヨコバイの仲間であることはすぐにわかりましたが、名前が出てきません。調べてみると、

テングスケバという種類でした。なんとなく風貌の似ているバッタと違い、細長い口吻で

クワやイネ科雑草の汁を吸って暮らしているそうです。これは一度見たら忘れませんね!

この日、もう一つ嬉しかった発見はこちら。クズの花が各所で少しずつ咲き始めており、

“そろそろかな?”と思っていたものです。蕾に付いたゴルフボールのような白い球体、

その正体はウラギンシジミの卵です。このあと、クズの蕾そっくりに擬態した幼虫が

孵化します。もう間もなく、幼虫探しのシーズンがやってきます。今から楽しみですね!

夕暮れとともに“リーリー”とアオマツムシ(1枚目)の合唱が聴こえるようになりました。

草むらからは、ホシササキリやショウリョウバッタモドキが無数に飛び出しています。

バッタ、コオロギ、キリギリスの3兄弟。いよいよ本格的な鳴く虫シーズンの幕開けです。

最後にインターンシップ(東京都立大学、ヤマザキ動物看護大学、東京環境工科専門学校、

都立西高校)の学生さんたちとパーキッズの活動の様子を掲載します。お疲れさまでした!


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