9月30日、多摩市立中央図書館からどんぐり山公園まで散歩した際、大学裏の生垣に
セイヨウバクチノキ(バラ科)を見つけました。由木地区でも鹿島の遊歩道沿いなどで
見ることができますが、あまりメジャーではない樹木なので出会うと嬉しくなります。
というのも、この木の葉は、「葉書の木」として知られるタラヨウ(モチノキ科)と
同じように、葉裏に傷を付けるとその部分が黒く浮かび上がり、文字が書けるのです。
知らなければ、何の変哲もない葉っぱですが、愉しみ方を知っていれば“宝物”ですね!
さて、散歩の道すがら、メドハギが満開だったり、コブナグサやササガヤなどの秋の
イネ科雑草が一気に穂を出し始めていたりと、足もとのちょっとした季節の移ろいに
目を向けていました。もちろん、カメラも向けていたわけなのですが、帰宅後に
アクシデントがあり、SDカードの損傷により記録データが失われてしまいました。
わずかな時間でもほぼ毎日のように自然観察をしている私にとって、日々の発見を
記録することは大きなモチベーションになっているので、それなりに落ち込みます。
偶然にも、野鳥や昆虫などを撮っていなかったのが不幸中の幸いだったかもしれません。
ところで先日29日の夕方、長池公園でアブラゼミの鳴き声を聴きました。
また、本日30日の日中、多摩センターでツクツクボウシの鳴き声を聴きました。
もうセミの声はほぼ聴かれなくなったので、これらは今シーズンの終認記録になりそうな
気がしています。7月22日の記事でセミの初鳴きについて取り上げた際、鳴き始めよりも
鳴き終わりを確認するほうが難しいと書きました。果たして最終確認日になるでしょうか?
今日のおまけ。先日29日に観察して載せていなかったアカスジキンカメムシちゃんです。