8月1日、講座の下見も兼ねて、西多摩方面の山中へ、ある植物の探索に出かけてきました。
希少性が極めて高いため、場所などはお伝えできませんが、最後に写真だけ載せますね。
自然館前に植栽されたキセワタの花の周りを、オレンジ色のハチが飛び回っています。
花の蜜を求めてやってくるスジボソコシブトハナバチ(スジボソフトハナバチ)です。
人を刺す危険は無いのでご安心下さい。なかなかじっとしてくれませんが、ホバリング中は
観察のチャンス。花の奥まで届く長い舌が特徴です。ちょっとカワセミみたいですね笑。
うだるような暑さの中、自然館の屋上から作業を行う音が聴こえてきました。いったい何を
しているのかというと、屋上緑化の草地に生えてきたヌルデの幼木を取り除いています。
パラソルで日陰を作りながらの作業とはいえ、凄まじい暑さ。本当にお疲れさまです!
ここで、夏の身近な雑草を少々。スズメノヒエ、ヨツバムグラ、ヘラバヒメジョオンです。
この時期の雑草は、咲いていても目立たないものが多いので、見逃しがちかもしれません。
林縁に群生するイネ科の雑草4種類を並べてみました。皆さんは全部同じに見えますか?
葉の形や色、付き方などに見慣れてしまえば、穂が出る前のこの姿でも一目瞭然なのです。
順に、アシボソ(ヒメアシボソ)、ササガヤ、コブナグサ、ケチヂミザサという種類です。
これらがパッと見分けられるようになれば、あなたも雑草マスター!(沼へようこそ。)
さて、冒頭に書いたお目当てはこちらの植物でした。草丈はわずか2cmしかありません。
菌従属栄養植物のホンゴウソウです。4年ぶりに現地捜索を行い、無事再発見できました。
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