6月10日、自然館中庭テラスで保護栽培中のジュンサイ(長池産)がついに咲きました!
開花は午前中のみ、それも2日間といわれているため、この瞬間を見逃さないようにと
連日通われている方もいらっしゃります。だいぶ焦らされましたが、待望の開花です。
雌しべ先熟型で、花の中央には白い雌しべの柱頭が見えています。
明日の2回目の開花では、雄しべが花粉を飛ばすのではないかと思われます。
なお、自家受粉するのかどうかについては不明とのこと。今後も要観察ですね。
まだ沈水状態のつぼみが複数ありますので、これから順次、開花を楽しめることでしょう!
午前中はパークキッズレンジャーの定例活動として、姿池2段目の清掃が行われました。
慣れた手付きで池底の藻やヘドロを擦り落とします。子どもも大人もよく働きました!
池掃除の一番の楽しみは、築池から流入してきた水生生物の観察です。
今日のとっておきはこちらのテナガエビ。数は少ないながら、細々と生き残っています。
このほか、在来生物ではヨシノボリの仲間や各種トンボのヤゴが見つかりました。
また、ブルーギルやアメリカザリガニなどの外来生物もだいぶ捕獲することができました。
パーキッズの皆さん、暑い中での活動、お疲れさまでした!
一方、堀之内こぶし緑地では、「のうちのマルシェ」が終日開催されていました。
私たちの団体が出展するブースでは、大学生とパークキッズレンジャーがお店番で活躍中!
イベント会場には、親子連れをはじめ多くの地域住民が訪れ、賑わっていました。
予約要らずで気軽に立ち寄れる“地域のお祭り”の存在は、とても大切だと実感します。
特に子どもたちにとっては、こうした場での一つ一つの体験や交流が、
ふるさとの記憶として心に刻まれることでしょう。この街の未来は明るいですね!