7月20日、そろそろ梅雨明けも近いでしょうか。先日、炭焼き小屋の前の伐採材を何気なく
覗いてみました。ここは古い大径木の丸太ばかりなので昆虫の姿は少ないのですが、なぜか
チャボヒゲナガカミキリやヨツキボシカミキリ、フチグロヤツボシカミキリなど、他では
あまり見かけない種類がポツンと止まっていることがあるので、たまにチェックします。
この日、ポツンと現れたのはシラホシカミキリでした。小豆色に白い斑点模様のあるとても
お洒落な柄のカミキリムシです。普段はガマズミの葉を食べている姿を見ることが多く、
伐採材へ産卵にやってきているシーンは新鮮です。普通種ですが、嬉しい出会いでした。
ところで、カミキリムシの専門家の来園者の方から、大変美しい甲虫の標本を寄贈して
いただきました。カミキリムシとタマムシの仲間から選抜された美麗種が並んでいます。
もちろん私も見たことが無い種類もいて、その標本の美しさに惚れ惚れしてしまいました。
早速、自然館入ってすぐの「夏休み昆虫コーナー」に展示していますのでぜひご覧下さい!
こちらは先日の記事で紹介した、せいがの森こども園すいすい組の子どもたちが製作した
アート作品です。私たちスタッフが採集(スケッチ後に全てリリース)しておいた実物の
昆虫などを参考にして描かれた昆虫たちは、特徴を捉えており、色づかいもバッチリ!
この日はお泊まり会2日目で、お迎え後に何組もの親子連れが見学に訪れていたようです。
私は定休日で見に行けませんでしたが、自然館スタッフが会場の写真を届けてくれました。
1日限りなのがもったいないくらい!子どもたちの夏の思い出づくり、少しだけでも力に
なれて嬉しい限りです。せいがの森こども園とは、引き続き連携を進めていく予定です。
最後に宣伝(リマインダ)です。先日、こちらのブログでも告知を行った季節の自然観察会、
まだ定員に余裕があるようです。お申し込みは長池公園自然館(042-678-4616)までどうぞ!
皆さまのご参加、お待ちしております。盛夏の里山をゆっくりじっくり堪能しましょう。
※なお、猛暑の場合は予定のコースや時間を短縮しての開催となる可能性があります。