6月7日、大塚西公園の北西側、池の裏手の雑木林でシャクジョウソウが開花中です。
ここは数年前に林床の整備を行った区画で、その翌年からシャクジョウソウがあちこちに
発生するようになりました。周辺では、クチナシグサやセンボンヤリも出現しています。
菌従属栄養植物なので葉っぱは無く、葉緑素も持っていない不思議な花です。
近縁のギンリョウソウとよく似ていますが、花が複数付き、全体はうっすらと色付きます。
池には以前導入したイヌタヌキモとマツモが生い茂り、トンボたちの絶好の産卵場として
役割を果たしています。クロイトトンボが20ペアほど、連結産卵を繰り返していました。
鹿島の梶川緑地では、園路のすぐ脇で菌従属栄養植物の野生ラン、オニノヤガラが結実中。
残念ながら花は終わっていましたが、背高のっぽで抜群の存在感です!
細々と作業を終えて自然館へ戻ると、中庭テラスのカンガレイにオオアオイトトンボが
止まっていました。羽化したばかりのようで、何ともいえない透明感があります。
ヤナギの葉裏に、またしてもヨツボシクサカゲロウの卵(=優曇華)を見つけました。
ヒメミクリは茎先の雄花が花盛り。中庭のノハナショウブ、見頃はこれからでしょうか。
夕方、トイレの鍵閉めに行くと、草むらにガロアケシカミキリがいました。
写真下方に見える親指の爪と比べてみると、いかに小さいかお分かりでしょう。
「一寸の虫にも五分の魂」と言いますが、小さな昆虫たちが元気に歩き回る姿を
見ると、不思議と元気が湧いてきます。明日も良い出会いがありますように!
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