6月8日、自然環境調査の仕事で市内の民有緑地へ出張してきました。(※場所は非公開)
今回も予期せぬ出会いが待ち受けていました。その一つがコウモリカズラです。
ツヅラフジという植物の仲間で、柄が葉の中心近くに付き傘のようになる特徴があります。
八王子市内での自生地は数えるほどしか無く、東京都の絶滅危惧種にも指定されています。
自然館のスタッフ通用口付近でコウモリカズラの町田市産個体を移植保護しており、私は
毎日のように目にしているのですが、自生の群落を見るのは初めて。とても感動しました!
林縁の土手にはセンブリも群生していました。センブリ茶などで有名な薬草です。
花は秋に咲くので、センブリであることを確かめるために葉を1枚かじってみました。
ちゃんと、強い苦みを感じましたよ!でも、それからしばらくは舌のピリピリがとれず・・
このほか、巣穴(出入口)が10ヶ所以上あるアナグマの大きなコロニーが見つかったり、
キビタキが囀っていたりと、周りが住宅地とは思えないほどの豊かさに驚かされました。
印象に残った昆虫もいくつか。順にベニカミキリ、カナブン、キマダラセセリ、
ホソサビキコリ、ムネクリイロボタル、ヒメスズメバチです。
今日もまた、公園と直接関係の無い話題ですみません。昨日の記事で願掛けしておいた
おかげか、動植物との“良い出会い”に恵まれた一日となりました。(下写真はツノホコリ)
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